2005年05月31日

爆笑問題の日本原論

爆笑問題の処女本、97年発刊。

お笑い本なのですけれども、文章の書き方の基本形のヒントがあって、芸人からプロの作家まで多分野の人が参考にしたと言われています。

本質を見ないで、人の言う言葉だけをとらえている人、重要だと考えている人がいて、そんな人が読んでみたらよいのではないでしょうか。事実とは違うことを言ってもいいのだと思うかも知れません。事実や本質を連想させることが肝心なのだと思います。

「爆笑問題の日本原論、読め、読め」

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2005年05月30日

ふたり

唐沢寿明自叙伝。高校中退から山口智子との結婚までの苦労と苦悩の成長物語を一人称、自身の回想によって伝えています。

当時の苦難と思いや信念を今の目から綴り、自分の信念や実力によって成し遂げたことを自覚し、また人との関わりによってこそいただいたチャンスがあったことも認識し、それらを教えています。中学生や高校生が読んで、自分にあてはめてもいいし、当時の唐沢さんをブラウン管で見ている20代、30代の人が、映像の印象と舞台裏の話を比較して実像をみるのも面白いと思います。 登場人物が実在人物なので、イメージがしやすくて、すいすいと読みふけって、読んだ後には、(何かに対して)頑張ろうという気持ちにさせられます。

どんな環境の人でも、楽で他人に甘えた生活はずっとはできなくて、物質的あるいは精神的に苦労苦悩をするときがくると思いますが、上手くいっているように見える人の表面に見える華やかさとは裏腹の泥臭さや苦労、現実の厳しさというものを(いくらかでも)知っていると、(そのときになって初めて)共感がもてて、さあ自分も今こそ頑張ろう、と日々の生活に勇気が沸いてくるのではないでしょうか。



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2005年05月27日

仮面山荘殺人事件

ありそでなさそな別荘殺人事件。真犯人がわからないまま、ドラマが展開していきます。後半、おじさんが湖に飛び込むシーンがあって、大丈夫か、と心配になります。東野圭吾作品。

本の大きさは小さいのですけれども、文字がページいっぱいになるべく大きくなっているので、読みやすいのではないかと思います。ストーリーも軽快で楽しくて、軽薄で浅はかで、騙しのテクニックがされていて、こみいっていて、ひねくれていて、舞台風で、映画のようでもあるし、テレビドラマにもなっているような、誰にでも楽しめる娯楽だと思います。

日々の生活に疲れている人が読んでもいいし、入院中に読んでもいいし、通勤途中でもいいし、日曜日に一気に読んでいってもよいです。

平日のやる気のでない日があって、せめて読書に集中しようと思って、読んでみたのが「仮面山荘殺人事件」。ちょっと読んだら、他にやる気がしないだけに、いっそのこと全部読んでしまおうと、1日仮面山荘の世界にいました、そんな日があってもいいじゃない。



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仮面山荘殺人事件仮面山荘殺人事件
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2005年05月26日

日本人への警告

未来への問題提起、昭和50年代後半に発刊された堺屋太一さん著。

堺屋さんは、昭和50年代には、すでに現在の日本市況を読み取っていて、それが今読んでみても、大変おもしろく、興味を持って読んでいけて、最近書かれた本なのかと錯覚してしまいます。

未来は今より豊かになっている、経済成長が当たり前、給料は上がっていく、出世していく、人々はどこか勝手にそう思い込んでいて、実際にはそうではなくて、時代には大きなうねりがあって、上昇している時期もあれば、下降している時期、未来は今より豊かにならなかったり、経済が衰退していったり、会社が無くなったり、リストラされたり、社会情勢や市況というものは、生もののようにいつもぐにょぐにょしているのです、そうグニョグニョしているのだなあ。

当時に読んでおけば、少しは何かができたのかと思えば、そうでもなくて、大半の人は、未来をアタマに描くことはできなくて、結局のところは、時代の当人たちのうちのほんの何割かの人が、時代を引っぱっていくのだと思います。誰もに実力や能力があるのではなくて、天才的能力を発揮する人が世界にいくらかいて、人類学的快挙を成し遂げたり、人類史上最悪の事態を招いたりしながら、人間は細胞をバトンタッチしていくのでしょう。

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2005年05月25日

伊藤博文暗殺事件

明治維新に関わった人々は、時代の変化という過程の中で、結果多くが暗殺されました。初代総理大臣、伊藤博文もその一人です。江戸末期には、俊輔の名前で志士たちと時代を歩んでいました。

歴史というものは、個々が日々読んで学ぶものだと思います。学校の歴史授業や、メディアの情報などで、受動的に歴史を学んでいるだけでは、歴史の本質には近づけないような気もします。各国の歴史の授業を聴いただけでも、おそらく数種類の歴史事実ができあがると思います。

いくつかの書籍や情報を見ていくと、一つの事柄がいくつかの解釈のもとに伝えられていることがわかります。そうすると自ずと情報が1種類、一元ではなくなるので、情報を真に受けない体勢ができてきます。情報というものは、情報であって、それ以上でもそれ以下でもない、ということがわかるような気がします。

中学や高校の歴史の授業で、先生が言っていたこと全てがそのまま本当のことではないのだろうと感じ、そして先生と同じ年齢になってみて思うことは、歴史は、いつの時代であっても、自分自身、個々によって、いくつもの書物を読んだり、映像を見たりして、それぞれによって学んでいかなければ意味を成さないということです。相対理論とは違った次元に、真実というものはあるのだと思います。

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2005年05月24日

マネーロンダリング

投資マネー金融推理小説。「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」の橘玲作品。

投資、ファンド、株などの金融関連に興味のある人が読んでみたら、いっそう面白いのではないでしょうか。そうでなくても、終盤は手に汗握る展開が待ち受けています。悲しい真実と驚きの結末がドラマをドラドラっとドラマチックに。

黒木さんという人が登場するのですが、その人がどんなイメージになるのか、それがポイントです。僕はなぜか高校3年の担任の先生が思い浮かびました。背は小さいのだけれども、秘めた力を持つような、そんなイメージが黒木さんであって片寄先生…。

昨今の日本は、経済的に豊かになっていて、マネーロンダリングのようなストーリーも遠くはない話のような気がします。お金を稼いで、裕福になったり、お金に窮して自殺をしたり、お金に振り回されたり、お金を利用して上手く増やそうとしたり、お金に翻弄されて精神が退廃したり。

主人公のどこか冷めた思いが、作者の心情と交錯してます。

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2005年05月23日

奇跡の人

記憶を失った31歳の過去の謎を探すミステリー。ヘレン・ケラーではありません。真保裕一作品。

記憶喪失の物語をテレビで見たことがあって、そこでは主人公が自分の故郷や小学校に訪れて、思い出そうとするのですけれども、なかなか上手くいかない。最後まで見なかったので、気になっていて、それがこの本なのかなあと思って、読み進めていくと、全然違いました。

シャインという映画があって、おすすめだと聴いたので、レンタルビデオで借りたんです。少年期のころのエピソードから始まって、4人の仲間で日々小さな悪さをしていて、あるとき人に怪我を負わせてしまいました。少年たちは少年院に送られ、そこで様々な虐待を受けることになります。刑期を終えて、十数年がたったある日、大人になった彼らは、虐待の首謀者と偶然出会い、そして事件が…。

大分たってから、自分が見ている映画が「シャイン」でないことに気づきました。見ていた映画はスリーパーズだったんですねえ。

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2005年05月21日

あのひと

ビートたけし処女短編集。

ラッシャー板前やたけし本人という実在の人物が小説の主人公になっているので、イメージがしやすくて、誰もがストーリーにスッと入っていけると思います。また、たけちゃんの歩んできた道程がわかって、短編小説であってノンフィクション的な読みごたえのある実物語となっています。

現代をいい時代だと思う人もいるし、変で嫌な世の中だという人もいると思うのですけれども、10年前や30年前にも、全く同じように思っている人はいて、ある人は悠々自適の生活をしているし、ある人は日々の生活と将来の不安に苦労していて、ふと考えれば、東西古今同じことが延々と繰り返し行われていて、そうはいっても、時代の当人にとっては、初めての経験ならば有意義で貴重な人生体験であって、それこそが人生そのもので、それが人生であって、生きる意味というものは、生きている、ということそのもので、そして自ら人生を切り開いていくことこそが生きることそのもので、それはどの時代にあっても不変なのでしょう。
オレには目的があるんだ。どうやって生きていったらいいか、わかっているんだ。さあ、みんなの顔を見にいこう
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2005年05月20日

バカの壁

日々の物事には、決まった答えのないものが前提にあって、それを前提として生活してみてはどうだろうかと伝えています。

仕事をしていると、仕事の障壁となる人とも関わらなければいけないときがあって、それが当分続くこともあります。「なんなんだこの人は、どうしようもないなあ」と思うことがしばしばあって、そんなときに読み返してみると、「バカの壁」の片側に自分がいるような気になり、するとイライラする気持ちが落ち着いて、心に余裕ができて、さてどうやってこの状況を上手く乗り越えられるか、と自分の今が楽しみに変わります。

大局的な見地をもっていないパートのおばさんがいて、昼間に電話に出ないことはおかしいと言うのです。職場の環境によって、昼に電話をとらないところもあるのだと説明しても、それはおかしいと我を通すんです。おかしいと言われても、誰もいないので電話に出ようがないのですけれどもねえ。バカの壁指数があればなあ、よくそんなことを思います。

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2005年05月19日

氷点

自分の子を殺した犯人の子をもらって、それを知らぬままに妻夏枝は犯人の娘陽子を育て、そしてある日その事実を知り…。

キリスト教の原罪をテーマにした三浦綾子作品。ストーリーがわかりやすいので、誰にも読みやすくて、また考えをめぐらせるしっかりした題材が詰め込まれています。どんどん先を読みたくなっていくと思います。上下巻のあとに、続編へと続き、終盤には驚きのカーチェイス、そして納得の結末へ。

三浦綾子さんの作品は、どれもが北海道を舞台にしていて、北海度が好きな人は、また行きたくなってしまうでしょう。

旭川から1時間くらい行ったところに層雲峡があって、滝がいくつか流れていて、パノラマ写真を縦にして撮りました。それをバックに自分が入ったのですけれど、後で見てみたら、えらく長細い自分が写っていたことを思い出します。パノラマ写真を縦にして、人物を撮ってみてみてください、迫力がでます。

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2005年05月18日

青の時代

能力の高い若者の成長物語、光クラブ事件の外郭をモチーフにした三島由紀夫作品。

主人公の川崎誠は、千葉県のK市に生まれて、少年期をそこで育み、旧制中学を卒業すると、東京の高校に進学して、愛宕(オタギ)八郎と出会います。

戦争を挟んで、二人は東京大学で再開、そして間もなく誠が詐欺の被害にあったことから、それをヒントに高利貸しビジネスを立ち上げ、そしてバイオレンスとサイレンスと鮮烈なサスペンスが待ち受ける…。

地方から出てきたときは、都会に何かしらのコンプレックスをもっていて、また都会に住む人は、同じぐらい何かにしらのコンプレックスを抱いていて、それぞれに劣等意識があるものの、互いがそれを隠すので、本当はなんてことはないのに、人間というものは勝手に劣等感にさいなまれて、変な態度をとったり、誤解を受ける行動をしてしまって、後で思えば、なんてことはないのに、僕等はそれには気がつかず、体裁を保ったり、見栄を張って、いつでも生きているのだと思います。

地方都市に転勤した人がいて、あるとき友人がそこに遊びにいって、居酒屋でその地のことを話して、たいそう盛り上がったそうで、そしてお店を出てみると、地元の人たちに囲まれ殴られ追っかけられた、という話があって、まさに口は災いのもとであるのだなあと思いました。

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現状の現況さん
−詩的模様−さん

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青の時代

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2005年05月17日

悪魔のパス天使のゴール

サッカー中田英寿のイタリアセリエAでの活躍をモチーフにした作品。

サッカーをやって、バスケットをやると、どこかの技や動きが応用できて、いっぽうでは当たり前のプレーでも、もういっぽうでは新鮮だったり、反対のこともあったり、こういったことが他にもいっぱいあるのだろうなあと、こんなときに思ったりします、スポーツに限らず。

評論家ぜんとプロのプレーや他人のすることを言う人がいますけれど、そういう人は、あんまり実際のことをわかっていなくて、本当のことはそこで実際に見たりやった人だけがわかっているのだと思います。自分でやってみたら、自分の言うようにはいかなくて、少しは自分の言うことも変わってくるのではないでしょうか。

自分ではよくわかっていないうちに、無意識にやってのけてしまったことがあって、他人がほめてくれるので、多くを語らずに狙い通りにやったと思わせていたりすることがしばしばあって、案外と適当というか無意識にやることがあって、実際のところ、そのほうが邪念がなく無心で上手くいったりするんですねえ。評論家が賞賛するほど上手くもないし、酷評するほど下手ではない。評論家には知りえないものがあるのだと思います。

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2005年05月16日

痴人の愛

大正デモクラシーのリベラル思想の社会風潮を詠った偏愛物語。谷崎潤一郎作品。

若者が読んでも、よく身にしみないのではないでしょうか。ちょいと歳をとった男女が読んでみたら、ふむふむと空想しながら読めそうです。観念的な愛欲というか性欲は歳をとるほど増えてきて、空想にふけるのは専ら年寄りなのでしょう。

奈緒美という女性が登場するのですが、奈緒美っていい名前だなあ、としょっぱなから、その名前に魅せられてしまいます、いい名前だよなあ。

どうして譲治さんは、痴人になってしまうのだろうと、先行きを心配になりながら読んでいくと、終盤に流れるように展開されていきます。なあるほど感心、そうやって僕等(私たち)は他人に翻弄される快感を覚えていくのかも知れません。

不倫の恋をしている人なんかが読んでみてはどうでしょう。

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Cut the Kids in Halfさん
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2005年05月14日

維新前夜

明治維新以前の5人(阿部正弘、メリケンお吉、桂小五郎、近藤勇、日柳燕石)の物語。

江戸時代末期は、そんなに古い昔ではなくて、200年前ぐらいのことで、劇的に現代とは違うこともあるけれども、基本的に変わっていないのではないかと感じる箇所もあったりします。

特に江戸後期は、平成時代と似ているところがあって、大局的には平安で、徐々に社会や経済の構造が崩れていっている状態で、バランスを保とうと各所で工夫しています。既得権をもつ人の多い保身の時代なのでしょう。

人物は歴史に載るころには、美化されるのですけれども、現代が未来の歴史に載るころには、何がどう選別されているのか、それを考えると、もっと歳をとったころが楽しみだったりします。



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2005年05月13日

1973年のピンボール

「風の歌を聴け」続編、村上春樹作品。ちょいと変わった双子が現れて、空想にふけります。

朝、目を覚ましたとき、両脇に双子の女の子がいて、二人は僕の両肩に鼻をつけて気持ち良さそうに寝入っていて、よく晴れた日曜日の朝であった…。

中学3年の春先に、クラスの女が下駄箱にいて、その女の子を抜かして3階の教室まで走っていったら、その女がもう席にいて、それはびっくり。「えっ、なぜ」

新しいクラスには、えらい速い女がいるのだなあ、なんでやねんって唸るほど速い女だ。当分不思議だなあと思っていて、しばらくした日に、そんな話をしてみたら、解決。その女の子は双子なんですって。

しばらくした日に、目を覚ましたとき、両脇に双子の女の子がいて、二人は僕の両肩に鼻をつけて気持ち良さそうに寝入っていて、よく晴れた日曜日の朝であった…ってことはなかったけれども、双子の女の子は、僕だけの個人的で些細で楽しい思い出を作ったのでありました。元気でしょうか。

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2005年05月12日

愛の渇き



ゆがんだ恋愛と嫉妬の小説、三島由紀夫著。

昭和20年代の小説なんですけれども、現代としてイメージができるような感じで、時間があって、経済的に豊かになって、ちょっと特異な環境下になった大人の女性や会社を定年退職した男性が読んでみたら、自分の歪んだ恋愛と嫉妬について空想にふけるのではないでしょうか。

勉学に限らず勉強をする人は、だんだんと純朴でなくなって、もともとにある不純の芽になる精神に不純の精神が増殖していって、歳をとっていくと何かそれが覆い尽くしていくのではないかと感じます。

年寄りは、何も口には言わないけれど、若者が持ち得ない変態な経験や精神があって、歪んだ恋愛と嫉妬の感情を抱いているのだと思います。年寄りは純真ではない。

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2005年05月11日

誰が私を「人質」にしたのか

イラク戦争現場レポート、安田純平さん著。

他人の言うことを真に受けて、相対的にしか生きない人も中にはいるけれども、多く人がどこかで物事の本質や真実や正義というものを知りたいと思っているのだと思います。相対的な動機でなく、物事の本質、真実が何であるかに興味をもつことこそがジャーナリズムの根源であり、何人かが、危険で極めて興味深い、高尚なジャーナリストへとなって、世の真実を伝えるべく自分の人生を歩むのでしょう。

評論家と呼ばれる人がいるけれども、その言葉はもっと人を揶揄するときに「評論家だね」と言ったりして使ったらいいと思う。もっと皮肉な言葉になったら、評論家は減りそう。本質的に評論家というものは意味がないのではないだろうか。評論するから評論家なのだろうけれども、評論家と呼ばれる人の多くは、評論家ではなくて解説家なのだと思います。自分が根源とならない人には、本質は知ることができないのだと思うのです。

とある事故の当事者になったときに、自分の言い分が立証できないことを体験しました。相手が正反対のことを言っていて、目撃者は他にいません。すると、自分が正しいことを言ってもそれが直ちに正しいわけではなくて、結局真実は明らかにされなくて、自分の脳みそに一生その真実はしまわれることになるのです、ああこれもまた真実。

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2005年05月10日

神戸震災日記

阪神震災直後からの数ヶ月にわたる救援活動をレポートしています。長野県知事、田中康夫(ヤッシー)著。

被災地では小回りのきく原付バイクが最も便利であると判断して、それを駆使して、下着や雑貨、日用品を積めるだけ積んで、各地避難場所へ救援に出かけています。大地震の現場では、どういった状況になるのか、その後にどういった行動ができるのかを知るヒントがあります。

災害地や戦場だけではないのですけれど、あるときある場所の情報が偏ったものになったり、誤報やデマゴギーやプロパガンダがおきたりして、後で考えれば、それは危険でおかしなことが始まったとわかるのに、そのときはそれをそうとは思わず、自然に危険な方向に動き始めて、そうしているうちに、それが大きなうねりとなって、そのうねりは誰にも止められないほどの大きなうねりとなって、恐ろしいことが本当に始まってしまう(ことがある)。

他人の言うことを真に受ける人がいて、そのくせ僕の言うことは真に受けなくて、それで他人経由で話を聞くと、その通りだと思うらしいのです。いや恐ろしい。

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2005年05月09日

潮騒



永遠の恋愛青春ストーリー、三島由紀夫著。

中学生が読んでもいいけれど、もっと大人になってから読んだら、人生をシンプルに据えるきっかけになるかも知れません。

若いころは、事物をよく知らなくて、思ったとおりにやらないことが多くて、それから歳をとっていくと、純な心がなくなっていって、やりたいこともやれなくなって、ノスタルジーを覚えます。

新治と初江を自分と恋人に置き換えて、そうそう一緒にいるときが最高に幸せだったのだなあことを思い出して、長らく1人で空想にふけって、不思議なおもろさがあったものだよなあ、あれは笑えた、うん確かに笑えた、あんなことはもうないのかなあ、と他人には知られない自分だけの想いを抱いて、そしてまた物語に都合よく戻っていきます。

中学生で読んだ人は、大人になってからまた読んでみてください。

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2005年05月06日

禁煙セラピー

タバコを簡単にやめることができる不思議な本。

タバコをやめたいと思い始めている人、タバコをやめてしまうプロセスを体感してみたい人が読んでみたらどうでしょうか、本当にやめられたりします。別にタバコを吸ってはいけないわけではないので、黙って静かにゆっくりとのんびり1人で読んでみてください。

タバコやお酒というものは、元々は味を知らなくて、自ら進んでのむんですけれど、いつからか抑えながら吸ったり飲んだりしている状況に変わります。「今日はちょっと吸いすぎだなあ…」「最近、飲みすぎだなあ…」

タバコをやめるコツは、「禁煙」ではなくて「絶煙(もう吸わない)」するということを決めることなのだと思います。決める、という意味では、ドラッグをやらなくても決めていたりします。空気をゆっくり肺に入れて少し止めてからゆっくり息を吐いていくと、ニコチンのごとく上手い…。

タバコをやめると、タバコを吸う夢を100回くらい見たりします。夢で逢いましょう。

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