2005年09月30日

雨の日には…

家族のことで悩んでいたことがあって、友達と会っていたり、仕事やスポーツなど何かしら活動をしているときは、そのことを忘れて楽しめる気持ちになるのですけれど、ふと何もしない瞬間ができると、心のどこかでその悩みが沸き起こってきます。

そんなころに、ふと友達がくれた1冊が相田みつをさんの詩集「雨の日には…」です。

文章は短いものばかりで、簡単に全ページを読めてしまうのですが、心に染み込むものは大きくて、とくに不安定な気持ちのときには、心を落ち着かせてくれます。ふとしたときに、適当にページを開いてみたらどうでしょうか。

雨の日には…雨の日には…

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誰しもが、自分の人生のどこかで、自身の人生について悩むときがあって、それは中学生のときかも知れないし、もっと大人になってから、かも知れません。他人には言わないけれど、多分、誰もが空しいとか、つまらないとか、死んでしまいたいだとか、思ったことがあるのではないでしょうか。

人生は頑張ってもいいけれど、別に頑張らなくたってよくて、全てを努力することもないし、他人より優れている必要もなく、ときには荒んでいたっていいのだと思います。人間の心ってやつは、ずっと同じではいられないのでしょうね。


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2005年09月29日

文章読本

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文章には、いい文章と悪い文章があって、読みやすいからいいわけではなく、理解するのが難しい文章が悪いともいえなく、内容あってのいい文章なのだそうです。内容が簡単で、すらすら読み進めていける文章でも、情感の伝わる文体なら名文で、2行3行で説明できることを数ページにわたってまわりくどく記された文体が悪文だそうです。

向井敏さんの文章読本では、著名な作家の文体に関して、明快に批評していて、ときに悪文極まりないと評した書もあって、参考になります。批評は批評家の主観になるのですが、悪文の批評を読んで、ちょっと安心しました。(ある本に対して)読みにくいなあ、と思うのは自分だけでなく、熟練の人にしても同じなのです。読みにくい本、というものはあるのです、いっぱい!

ドストエフスキーの訳書などでは、一通り読んだだけでは、いまいち理解できなくて、物語の情景もイメージできません。訳そのものは原文に忠実だとすれば、聞きなれない言い回しや、見慣れない言葉が出てくるので、難解になるのは、当然なのかも知れません。

外国書は、原文を読むことが最も適当だと言います。ヘミングウェイは、読んでいてつまらなくて、途中でやめちゃうことが多いのですが、多分、原文(英語)を読むと、また違った感想になるのでしょうね。

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2005年09月28日

細木数子先生が、学校の先生にお説教

細木数子先生が、学校の先生にお説教していました。根本的なところを突いている、と思いました。

先生(だけではないのですが)の意識の中には、生徒全員を見てあげなくてはいけない、という観念があって、自分が子供たちに教育しなければという思いがあるようです。教えたものが子供のインプットする全てだと考えているのではないでしょうか。意識の中にそういったものを感じます。

学校に限らず、家庭であっても、一般社会においても、教わる側の人というものは、教えてもらったことを覚えて、記憶して、それでマスターしたとは思わないのではないでしょうか。スポーツなんかは分かりやすい例で、教わったからできるものではなくて、実際にやる人(教わる人)が、能動的に学ぼうとするから、できなかったものができるようになったり、上達します。

「他人を自分の思うようにできない」ことを認識して、与えることが教育だと考えず、本当のところ、人は勝手に学んでいくわけですから、「教育者」を目指すことが大事なのだと思います。子供は親の背中を見て育つ、といいますから、体裁を気にしたって、大きな意味はありません。

立派な人を知れば、心に残り、いつしか真似をしたくなり、信頼や信用のできない人を知れば、いつしか警戒心が強まります。見たり聞いたり経験したことというものは、すぐに影響されるのではなくて、時間がたったときに、何年もしたあとに、その人がアウトプットするときに、それらの影響が表現されるのだと思います。

バカの壁とか、話を聞かない男、地図が読めない女とか、エクスタシーを読んでみろ、とか教えてもらったら、僕が少年だったら嬉しいです。ものの考え方が変わるかも知れないよ、とか言われれば、読んでみたくなります。そして、誰もがすぐには、教えてもらった未知のものには影響はされないでしょうけれど、時がたってから、若いときに見た読んだ聞いた体験した全てによって、世の中のからくりとか、仕組みとか、起きていることとか、思考の自由とか、人間ちゅうものは古今東西変態だとか、わかってきて、自分の視野馳は狭い、と感じるのではないでしょうか。

そうすると、それまで興味のなかった分野、見えなかった部分が見えるようになって、新しいことに興味や関心が起き始めます。


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2005年09月27日

乱読を始めて、はや半年

乱読を始めて、はや半年ほど経ちました。速読ができる人がいて、その様子を見てみると、なんてスピードで読むのだ。。と驚嘆してしまいます。落ち着いて、集中して、リラックスして、本の中(世界)に入る、ような感じなのだそうですけれど、言われてみれば、そんな感覚もわからなくもないです。

小説や伝記ものなどを読んだときなんかは、読み始めは、すぐには集中して読み進めていけないのですけれど、ストーリーの内容をだんだん把握してきて、展開に興味が沸いてくると、ぐぐっと本の世界に入っていけます。速読はできていないのでけれど、乱読にはなっています。

先人が言う戒めがあって、乱読は一利もないのですって。ただし乱読から始めないと、先に進めないのですって。


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2005年09月26日

お風呂の愉しみ

「心を元気に!からだをきれいに!」手作り石鹸のススメ。本書によって、手作り石鹸ブームに火がついたようです。手作り石鹸や手作り化粧品のレシピが載っていて、そちらを見ながら、すぐ自分で作ることもできます。乾燥肌や敏感肌の方が近年は増えているので、参考にしてみたらどうでしょうか。1999年発刊、前田京子さん著。

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ということで、手作り石鹸を作っています。作り方自体は、そんなに難しくなくて、ちょっと前の石鹸が不足した次代には、家の廃油を使って自給している人もけっこういたそうです。簡単に言うと、苛性ソーダと精製水を混ぜて、苛性ソーダ水を作り、それをオリーブオイルや廃油や、ココナッツオイルなど、自分の好きなオイルに入れて、あとは“けん化(石鹸になっていく)”が始まるでかき混ぜるだけ。

ほほーん、簡単だなあ、と思ったものの、分量を間違えると、あっさりするほど石鹸にならなかったりもします。お菓子作りと似ているかも知れません。


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2005年09月24日

アイアコッカ―わが闘魂の経営

アメリカ3大自動車メーカーの1つであるフォードの元社長、同じくその1つであるクライスラー会長、リー・アイアコッカの自伝ストーリー。1970年代のアメリカと日本の自動車産業の動向や、フォード独特の同族会社の内情が記されています。自動車産業に関わる方から、自動車ファン、そしてトップビジネスマンも本書を読んでみたらどうでしょう。巨大産業に関わる者たちのうねりの中の生活というものを感じさせ、小説のような面白さもあります。昭和60年発刊。

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ハイスクールで読書と作文とスピーチをみっちりやったのは、非常によかったと思う。いい先生に教わり、集中する術を覚えれば、その三つは人生の大きな財産になり得る。
集中力と時間を有効に使うコツがなければ、成功はおぼつかない。…… 私は経営者のくせに自分の休暇ひとつ満足に計画できない人が多いのを見て、驚きを禁じ得ない。さも自慢そうに「去年は忙しくてバカンスも取れなかった」と言う経営者は無数にいるが、私はいつも言い返してやりたい衝動に駆られる。8000万ドルのプロジェクトなら計画できるのに、家族とともに楽しむわずか二週間の計画すら立てられないような男は、経営者の名に値しないと思うのだ。
豆を数える人がいなければ、会社はムダなエネルギーばかりを放出し、ついには倒産する。だが豆ばかり数えていては、需要に応え競争に勝つことができない。
(親から巨額の遺産を相続した)彼らは花園の中を鼻歌を歌いながら浮かれ歩くが、父親がいなければどうだったかと思うと、不安になるのである。貧乏人は生まれた身の不運を嘆くが、金持ちは成功してもそれが自分の力かどうか、知るすべがない。だれも、ほんとうのことを言ってくれない。



読書


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2005年09月22日

軍師二人

司馬遼太郎、戦国時代短編小説、8話収録。家康女事情から将軍の胸毛の香り、戦国の女たち男たち、真田幸村と後藤又兵衛の二人物語まで、教科書にはのらないであろう、ちょいとマニアックなストーリーを知りたくなったら読んでみてはどうでしょうか。

軍師二人t軍師二人

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小喋喋さん

司馬さんの小説は、いくつか読んでいるのですけれど、最初に「竜馬がゆく」を読んでみて、文庫で8巻あるので、結構長いなあ、と最初はなかなか手にとりずらい感じもしますけれど、ところが、1巻を読み終わると、もう次が読みたくなってしまう、そんなパターンの小説です。

これにはまってしまうと、他の作品も読みたくなってしまうのですね。その後、最後の将軍翔ぶが如くなどを読んでみました。歴史小説なので、物語を面白くするために推測や創作部分もあるのですけれど、全体は史実に基づいて描かれているので、歴史の勉強になって、歴史の途切れない流れ、というものを感じさせ、歴史というものに興味が高まります。

そう、それで時代が戦国や幕末、明治初期などは、情勢が殺伐としているので、ひんぱんに殺人や暗殺、戦がおきて、想像すると恐ろしい気もしてきます。よく殺しあうなあと。そういう時代に生まれて、そういう立場に育ったならば、決死の覚悟ができるのかも知れません、なんとも言えませんが。


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2005年09月21日

大地の子

ある中国残留孤児の数奇な運命を追った半ノンフィクションストーリー。幾年にわたる取材活動記はこちら。山崎豊子さんベストセラー。

太平洋戦争末期、少年松本勝男は、満州に住んでいて、その地で終戦をむかえることになります。多くの日本人がそこに取り残され、帰国する手段を断たれます。混乱の中で、家族と離散した勝男は、壮絶な日々をおくり、間もなく現地中国人の陸(リュー)さんに引き取られます。やっと安息の生活が来たかに思えたが…。

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あたる de blogさん
吠えない!さん
イーライがやって来たさん

以前、山崎豊子さんの作品沈まぬ太陽を読んだときに、「大地の子」も読んだらいいですよ、とコメントをいただきました。どちらも重厚で訴える強さがあって、誰しもが後々何かしらの気持ちを抱くのではないでしょうか。普段は忘却していても、ふとしたときにを考えたりします。

爺さんが二十代のころ、ハルビンに駐留していて、そのころ東京の墨田区周辺は米軍の空襲にあっていたといいます。その後、爺さんが帰国してみると、家もなんも無くなってしまっていたのですって、だから身体は無事だったと。


本といえば…


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2005年09月20日

鍵・瘋癲老人日記

『鍵』:肉体的性能力が衰えた夫と、まだまだ性欲旺盛な妻の物語。
『瘋癲老人日記』:肉体的性能力が衰えた老人の物語。

性欲とは何か、肉体が衰えたとしても、性欲というものは衰えることはない。誰しもが、老人になってみて納得する性感覚があるそうです。若いころに読んでみてもいいですし、30代、40代になってから読んでみても、読みごたえはあるのではないでしょうか。ただし、カタカナの文章構成が、大変読みづらいです。無理して理解しながら読んでいこうとすると、ストーリーに入っていけないので、あらすじを先に知っておいてから、適当に読み進めていったら良いのではないでしょうか。もう、ホント読みにくいですから。。

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文鳥の尾さん


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若いころ、十代前半から性欲というものに目覚めてきて、遅い人は遅いでしょうし、早い人はもっと早いのですけれど、思い返せば、当初は今のよりも観念的性欲は乏しくて、知識や経験がないから当然なのですけれど、もっと単純なのです、“若い”ころというものは。好きな人ができて、ハダカを見たくなって、そのうちキスをしたくなって、カラダに触りたくなって、抱きしめたくなって、下着に興味を持ち、性器にも関心が高まります。

それから、性体験をしていくうちに、アブノーマルなことが古今東西行われていることを知り、いったん知ってしまったことというものは、アタマに残り、いつしか自分自身がそれをやってみたくなる。そうやって、観念的性欲が日増しに旺盛になっていくのです。

女性の立場で言うならば、20歳の兄さんよりも、30歳のお父さんの方がいい、40代はもっといいし、50代はもっといい、60代はたまらない。

男性は視覚にうったえるものに作用されるので、美人であるとか、くびれているとか、大きいとか小さいとか、くねくねしているとか、総じて視覚的いやらしさを発しているものに引き込まれていきます。

古今東西、エロ話を頻繁にしますけれど、エロスの世界は、もっとエロチックなシチュエーションでなければ観念的性欲は倍増しません。エロスをよりエロティックにする人を探してみたらどうでしょう、それは老人なのかも知れません。

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2005年09月19日

学歴無用論

ソニー創設者の1人、盛田昭夫さんの企業論、1987年発刊。学歴偏差値偏向風土が漂う日本社会に、本質的現場実践力の重要性を問うています。20年近く過ぎた今も、違和感のない主張がされています。若者からおじさんまで、読んでみたらどうでしょう。

学歴無用論学歴無用論

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日常な話さん
うん,この法則ならもう迷わないね。さん


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学歴の差が自分の人生にいくらかの影響している、と感じるときが誰しもにあって、それは学生のころにもあるし、大人になって働いているときにもあり、おそらく何十年たっても、いつの社会にもつきまとうのでしょう。

植村直己さんも、学歴がないことを言っていたし、唐沢寿明さんも言っていて、学歴の差をほんのある一瞬だけなのですけれど、自分を不利にさせる、劣等意識を自覚する、そんなときがあります。

学歴や偏差値、能力というものは、人間の感情に相対的に影響を及ぼすもので、自分よりも(あることに)優れた人と比べて、自信喪失をしてしまったり、反対に自分よりも劣る人を見て、おごりたかぶったりしてしまいます。

とはいっても、学校生活を卒業してしまったあとに残るものといえば、実際のところ大してなくて、学業そのものが生かされていないのが現状で、年功序列体系が維持されている時期は、勤め人は問題が顕在化しまでんけれど、実力主義がトレンドになってくる時期には、レールの上を歩む、というようなスタイルでいると、そのうちに実力がなくなって足元を救われるのかも知れません。自分への戒めですが…。
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2005年09月14日

秀吉

豊臣秀吉に学ぶビジネス帝王学。現代にも通ずる思考法則、ノウハウ、自己投資、奉仕奉行のポイントを歴史に見ながら学ぶことができます。童門冬二さん著。

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京都の八坂神社の近所に、「ねねの坂」という名称地があって、ちょうど京都に行く機会があって知りました。ほかにも同名の場所がいくつかあるようです。

秀吉に興味をもったのは、歴史の授業からでは、もちろんなくて、NHK大河ドラマ「利家とまつ」を見たからなんですけれど、1年間の放送で、秀吉がメインのときが多くて、まつさまと親友だったねねさまもいっぱい出てきました。それで、ねねの坂、というものを見て、びびびっときました。知らなかったら素通りしてしまったのでしょうが、そんなパターンは結構多いのではないでしょうか。後で、あそこのあれがあれだったのだなあ、と思い出すことがありますもの。

ちなみに、本書が出版されたときの大河ドラマは「秀吉」だそうです。大河ドラマに合わせて、出版物のトレンドが生まれるのですね。

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2005年09月13日

三四郎

夏目漱石3部作の最初のストーリー『三四郎』。大学入学のため、故郷熊本から汽車に乗って、上京することになって、向かい席の女性と一夜をともにし…。漱石の小説の中では、比較的明るい雰囲気の物語になっていて、主人公の若々しさや初々しさが感じられます、明治後期の風潮でしょうか。明治41年、朝日新聞連載、1938年単行本発刊。

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イコールの橋 くれはやし・しゅんさん
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現代だと、熊本から東京に来るとしたら、飛行機を使って1時間程度ですむのですけれど、汽車が普及した時代ならば、1日か2日ぐらいかけて、その距離を移動していました。だから、今よりも旅路がロマンチックあるいはドラマチックになる可能性が高かったのかなあ、と思います。

携帯電話やデジタルコンテンツが普及したおかげで、便利になったこともたくさんあるのですけれど、駅前で待ち合わせをして、会えないまま帰ったとか、綿密に逢引の準備をしただとか、旅先で愛撫を重ねたとか、ご当地弁当を食べたとか、時間的必要不可欠な部分を失ったところもあります。

明治時代は、名古屋でロマンスが多かったとか、そうでもなかった、とか。


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2005年09月12日

河童が覗いた「仕事場」

著名人の書斎や仕事場のスケッチとレポートの書。絵や美術が好きな人が見たら、河童さんの着眼点に興味が注がれるのではないでしょうか。1997年発刊、妹尾河童(せのおかっぱ)さん著。

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NOTE 347さん


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著名人の書斎や作業場、事務所などがスケッチされていて、河童さん独特の視点で全体像と気になった詳細部分をクローズアップしています。読んで空想を膨らませていく小説とは違って、視覚を刺激する見る書物になっています。

田中角栄レポート脳死レポート等、資料収集家の立花隆さんの書斎の項目があって、どんなことになっているのかなあ、と思ってみたら、書籍に囲まれていました。立花隆秘書日記と合わせて見ると良いかも知れません。



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2005年09月10日

おとなになる本

誰しもがある時期おとずれる焦燥感や虚無感があって、子供のころには自覚していなかった、顕在化していなかった自分自身の能力や性格や体質が、成長するに従って表れてきます。僕らは理想と違う自分を受け入れることができずに、日々をつまらないものと感じ、以前は意識もしていなかった自信というものををなくして、自分を偽ったり、他人を攻撃することで、自分の精神のバランスを保とうとします。それに気づいて、人生を見つめている時期、一歩前進したくなったときに読んでみたらどうでしょうか。1994年発刊。

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本書は、もともとはアメリカの十代後半向けに書かれた、生き方についての本で、原題『Self-Direction Manual』は、自分の方向(自己決定)の手引き、という意味になります。十代後半だけではなくて、さまざまな年代、経験をしたときに、自分の生きる方向を自分自身で決めなくてはいけません。いけない 、というよりも自分で人生を決めることができる、ということを伝えています。ふとしたときに読み返すと、今、自分はどんな心理状態なのかなあ、と少し落ち着いた気持ちで、自分を見つめることができます。

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2005年09月09日

イヌが教えるお金持ちになるための知恵

主人公キーラ(少女)は、ある日、迷子のイヌを拾います。間もなくイヌはしゃべり始め、キーラにお金の原則を伝授していきます。挿入絵が奇妙で引き込まれます。2001年ビジネスベストセラー。

お金を増やすための法則、原則を体系化して伝えています。具体的な方法を知るのではなくて、考え方、発想の仕方を教えてくれます。5年から10年、会社勤めをされた方が読んでみたら、心の琴線に触れるかも知れません。子供向けに書かれたようですけれど、自分が子供のときに読んだとしても、ビビビっとはこないのではないか、と思います。結局は自分が働くようになってお金に困ったり、過酷な労働が続いたりしたときに、始めてマネーの原則に興味や関心が沸くのだと思います。

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基本的に、成長期の経済社会では、自然にお金が増えていく傾向(インフレーション)があるで、経営者でもサラリーマンでも仕事さえ確保しておけば、収入は年々アップしていきます。これからの日本は、人口減少が続き、数十年間は市場が衰退していくことが確定していて、その間は昭和のインフレ経済と同様になることはなくて、おそらくしぼんでいく市場の中で、ソフトにランディングをさせていく状況が続くのだと思います。

基本的に、インフレ状態でない時期の借金は、非常にリスクのある手法だと思います。貨幣価値が目減りしないので、利息分を多く返さなくてはいけません。現代日本のようなデフレ状態になっているときの借金は、できる限りしないほうが良くて、現金の価値が高いので、現金で商品やサービスを買うことが一番有利になります。借金をして手に入れたものよりも借金分の貨幣価値の方が上回るので、借金をすることは、統計的に考えても不利な行為なのではないでしょうか。

35年ローンを組んでいる幾らかの方は、経済的危機に陥るのと予想されます。
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2005年09月08日

人間失格

太宰治さんの自伝的小説。数度の自殺未遂、他人に言わない自分の偽りの姿の告白、精神の退廃、そして死。昭和23年執筆、39歳。

幼いころから自分を偽って生きてきて、好きなことを素直に好きと言うことができなくて、やりたいことを積極的にやってこなくて、望んでいないことを多く行ってきた。そんな自分の人生が好きではなくて、つまり自分自身が好きでないから、自身を大事にしなくなってしまう、自分のことなんてどうでもいい、どうなってくれてもかまわない、年齢を重なるに従ってそんな深層感情が大きくなっていき、そして…。

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現代でも、いつの時代でも、日本だけでなく、世の中には精神を病んでしまう状況というものがあって、それは社会環境が平穏であっても起きてしまう。社会情勢が不安定でも、誰かは精神を病んでしまうし、無くならない原理がそこにはあるのではと思います。

自分の精神が衰退しているのではないか、と不安にかられているときに読んでみてはどうでしょう。人生のはかなさ、というものを感じるのではないでしょうか。

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2005年09月07日

闇に消えた怪人

未解決事件の真相を追ったノンフィクション、1996年ベストセラー。滋賀県、京都、大阪に住む人には、地理的観点から関心度が非常に高くなると思います。これから関西(滋賀、京都、大阪を主)に行かれる予定の方は、本書を読んでみたらどうでしょうか、闇の世界、闇のルートがわかるかも知れません。

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ツレヅレナルママニさん
呑み語り亭 辰ツァンさん



当時、グリコ社長の誘拐事件が社会ニュースに連日登場して、そのうちに森永、ハウス、ロッテ、等々噂から裏をとった情報、リークと国内食品業界を震撼させました。

僕は小学生だったのですけれど、お菓子の袋が普通の透明ビニール製から、内側が銀色に加工したものに変わったことを覚えています。あのころに一斉に包装形態が見直されていて、今もなごりがあります。

それから十余年たってから、僕はアパートに引っ越したのですけれど、隣りのちょいと怪しげなおじさんがいて、その人が犯人を知っていて、裏ルートではよく知られたことなのだ、と彼は言います。そんな簡単に知られることならば、警察公安当局が当然検知して逮捕するのだろう、と思うのが常識だと思いますけれど、実際のところはそうでもないらしく、非常にグレーで闇市場が世の中にうごめいていて、表にいるときは知ることもないし、関わることもない、その裏には怪しげな作業や出来事が同時に起こっていて、それに関わる人がうごめいている、とのこと。

そして、おじさんは、数年後、行方が不明になったのですが…。


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2005年09月06日

峠から日本が見える

日本の現状を憂う人は少なくないと思いますが、バブル経済崩壊以前から、このようになっていく、という予測をしていた人が幾らかいて、その一書がこちらです。80年代のバブル経済は、江戸元禄時期の市況と似ていて、それを検証し、現代のトレンドを見解していきます。昭和57年発刊、堺屋太一さん著。日本経済の動向に関心のある方は、堺屋さんの本を数冊読んでみたらいいです。論点が一致しているので、わかりやすく納得できるのではないでしょうか。

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日本国内の市況を考えたとき、人口が減少傾向になるので、当分、数十年は統計的に経済は衰退するのだと思います。新橋に勤めるサラリーマンは急激に減り、数ある居酒屋さんの幾つかは、それに伴って閉店していくのでしょう。お昼のレストラン、食堂も同様で、客足の減少への対処の仕方は、従業員数を減らしたり、自給月給を減らして、支出を抑えることになります。現代日本は人件費がどうしても高くつき、高給料傾向はなかなか変えられません。子会社に移籍させたり、転職させることができれば、給料を強制的に下げることができます。ただ、借金をして給料が下がっては困る、という人がたくさんいて、そのタイプの人は現状維持に努めます。雇う側と雇われる側の攻防が始まります。これを雇雇攻防といいます。
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2005年09月05日

フランス革命

幕末、明治の志士たちが参考にした、といわれるフランス革命。18世紀末から始まるヨーロッパ社会変革ストーリー。マリー・アントワネット、ルイ16世、ナポレオン時代収録。

年代順になっていて、当時の街の絵や主要人物画、地図やグラフが添付されているので、教科書的参考物件となります。日本の幕末から明治時代(19世後半)を知るうえで、フランス革命(18世紀後半)を主とするヨーロッパ情勢が参考になります。人々が生きていく中で感じる、欲しいと思う権利、自由と平等について、フランスでは日本よりも100年ぐらい先行していました。

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読書家が集います




池田理代子さんのマンガベルサイユのばらが子供のころにあって、母親が単行本を全巻持っていたので、読んでいました。これが男性が読んでもとても面白くて、当時の王様ルイ16世の王妃となったオーストリア貴族マリー・アントワネットとベルサイユ宮殿に仕える騎士オスカル・フランソワを中心に物語が展開されます。フランス史実と絡めて描かれたストーリーは、泣きあり笑いあり濡れ場あり。最初にこちらを読んでみてもいいのではないでしょうか。
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2005年09月02日

どういう国家をつくればよいのか

明治維新列伝、翔ぶが如く第4巻。維新後、混乱状態がまだ続いている新政府で、各人のあつれきと思想、世界観の違いが如実に物語り始めた。

大久保利通の推進する新政府に折り合いをつけられない西郷どんは、辞職して薩摩に帰ってしまいます。そして、江藤新平は佐賀の乱、そして処刑されます。 幕末から続く政治的変革期はまだ落ち着きを見せません。さて、どういう国家をつくればよいのか…。

翔ぶが如く4翔ぶが如く4

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読書好きが集います


どういう国家をつくればよいのか。と、思想したときに現代なら資本主義経済社会が世界的主流なのですけれど、社会主義国にしても、資本主義を導入して経済の活性化を高めようとしています。社会主義ほぼ同意義で言われる共産主義という思想概念は、人々にとって平等で公平な理想社会になるのだと思います。ただし、人間という生き物は、他の動物にない特殊な思考原理があって、本能と理性と、そして相対的志向が、人々の平等理想社会を狂わせます。

他人よりも得をしたい、他人よりもいい思いをしたい、他人よりも楽をしたい…、他人と比べて、有利になりたい志向が人間にはあって、それこそが本質的な人間性なのだと思うのですけれど、その中で、どういう国家をつくればよいのか、と思想してみると、当分ここ数十年は資本主義経済社会が主流のままいき、そのスケールが地球規模になっていくのだと思います。薩摩を一つの国だと認識することはなくなったように、日本国にしても、いずれ(現代で言う)国家感覚は薄れ、地区地域感覚になっていって、今よりも人種や宗教の差別意識が減ってきて、いっぽう現代では顕著になっていない環境問題が大きくなってくるのでしょうねえ、2050年ぐらいには、そうなっているのではないでしょうか。

posted by susan at 10:47| Comment(0) | TrackBack(1) | 司馬遼太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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