木村剛さんと田原総一朗さん対談集。現代日本の経済構造について、核心に迫るお話をしています。20代から30代半ばの方が読んでみたら、20年後、40年後の将来を具体的に考えるようになるのではないでしょうか。駆け込み世代の50代は読まなくてもいいかも知れません、問題が問題として顕在するのは20年以降ですから。2002年発刊。
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本・読書lanking
現代日本の社会構造は、明らかに悪い方角へ向かっているのですが、本書でも木村さんと田原さんが明確に問題点を突いているのですけれど、実際的解決論もされていて、打開するの方法は十分にある、ということはわかります。
では問題を上手く解決できるのか、誰が先導することができるのか、というと、ここが最も重要な
ポイントとなります。わかっているけれど、思うようにできない、相当の実力者をもってしても、成功するかの確信がもてない、という状況です。
食料の確保が今ほどできていなかった大昔は、生きていくために生物的に必死で、食っていくために狩りをしたり
釣りをしたり畑を耕したり、生きていくための直接的な行動が多かったと思います。今はそれが薄れて、産業時代も過ぎてサービス業時代になって、当分続くそうです。製造業は減少し、労働者の仕事内容がサービス業中心になります。学校が減っているので先生も安泰ではなく、
銀行も余ってきているので、行員も将来が暗雲であったりします。特に行員総合職は悲惨ではないか、と本書では言っています。
政治家や公務員、規制企業も、すでにだいぶ人が余ってきていて、今は維持していますけれど、20年後、40年後は同じ推移ではいられなくて、職を失う人がどんどん表面に見えるようになります。
50代は、どうにかふんばって老後に逃げ切ることができますが、40代は確立が落ちてきて、それでも現代日本の先送り体質、無責任体質を考えると、まだ職を失わずにいられるかも知れない。でも、今30代の人はおそらく安泰ではないでしょう。これは、本書でも述べられていて、その意見は一致しています。
30代が50代になるまでが20年で、2025年。70代になったら2045年、この年月を考えたとき、今と同じ経済環境が保たれているとは思えません。地球全体が“全国”という感覚に近づいているのではないでしょうか。頭脳明晰、インテリ全盛時代で、知能障害認定者は援助されるけれど、抜きん出た能力を発揮できない一般人は、経済的には今ほど満たされなくなって、消費行動を減らさざるを得ない状況になる、と言われているとか、言われていない、とか。だから、賢明な皆様は言わないけれども、残りの人生の食糧を確保するのに必死なわけですね。つまり、生物的に生きていくことに必死なことは不変なのだと。
posted by susan at 14:43|
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