2006年01月31日

燃えよ剣

燃えよ剣(上巻)改版

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幕末風雲列伝、新撰組土方歳三の物語。三多摩地方に生まれ育った歳三が、近藤勇、沖田総司などと日本史上に残る波乱の生涯を終えるまでをスピーディに伝えています。昭和47年発行、司馬遼太郎作。

司馬さんの著書の中では、ストーリー展開がとても早くて、「竜馬がゆく」が文庫8巻なのに対して、歳三は上下巻にまとまっています。だから、誰にでも読みやすいのではないかと思います。

普段ならば、もっと余談を挟みたいところをあえてそれを少なくして、一気に読みすすませる、という感じです。

執筆当時は、「竜馬がゆく」を平行してされていたとのことなので、こちらは脱線をなるべくしないやり方にしたのかも知れません。

幕末維新の時代が好きな方は、読んでみたらどうでしょうか。涙あり泣きあり濡れ場ありと歳三のあっという間の人生を想像させられますよ。


読書
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2006年01月16日

頂上対談

頂上対談

平成13年発刊、ビートたけし頂上対談集。各界の大物の感性がわかります。数年前の話なので、時間がたってこの方たちはどうなっているか、と思いながら読み進めても面白いです。(当人たちが読んだら)ちょっと美化しすぎな箇所もあると思うのですけれど、それでもある部分で天才的才能、感性を持ち合わせているのだなあ、そういう自分とは違う能力を備えた人間がいる、ということも知れるのではないでしょうか。

人間には生物的たかまり、ピークというものがあって、たとえばプロスポーツ選手ならば、20代がいちばんピークで、体力と技術と精神が融合する時期で、おそらく30代に入って体力の衰えを自覚したり、アタマの瞬発力の後退というものを知り、自分自身の限界がわかってくるのだと思います。自分で自分の可能性や限界を設けてしまっては、実力が制限されてしまうことも確かですが、能力や感性には違いと限界があることも知っていいのでしょう。年齢を重ねれば重ねるほど、自分へのあきらめが増えてくるのですねえ、そう歳をとればわかります、きっと。

長島茂雄、石原慎太郎、松本人志、さくらももこ、中田英寿、小沢一郎、北野井子、長谷川滋利、柳美里、桜庭和志、今村昌平、古田敦也、淀川長治。。

たけし それが青春だよ(笑)。やりたいと思っている気持ちが一番大切で、その気持ちさえ持ち続けていれば、その状況になると必ずやるようになると思うよ。
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2006年01月14日

日清戦争

坂の上の雲(2)新装版

ということで、「坂の上の雲」第2巻です。

1巻を読んで、続きを読みたくなって、日露戦争までの過程が描かれているのですが、その前に本書では日清戦争がおこります。

当時の日本と清との戦力的な力関係はというと、下馬評では互角か清が強いか、と外野からは思われていたところがあって、しかしフタを開けてみると、日本軍の連帯力が際立ち、清の(のちの中国の)商人的気質や風土が戦時の障壁となって、個人のあるいは仲間の利益を重んじる清は、国家というもののために戦う力がなかった…。

はたして、日本軍は戦術的には最高とは言いがたい箇所がいくつもあり、むしろ致命的な失敗を結果としてしていたかも知れないことがあった中にあっても、あっという間に勝利したそう。

その後、ロシアとの交渉へと進んでいくのですが、それはまた次。ロシアはヨーロッパであるものの、西欧文化の歴史はなく、むしろチンギス・カンのモンゴル時代の影響が強いのですって。モンゴルの歴史からロシアの歴史まで司馬さんの歴史観が記されているので、明治から現代に至る時代のうねりを読んでみてはどうでしょう。

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2006年01月06日

年間読書目標100冊を

昨年3月から読書記録をブログにしてきましたが、年間読書目標100冊を一応達成することができました。

読書家にとっては、そのくらいは平気で読んでしまうのですが、自分にとっては、年間に100冊、分厚い本から薄い本までありますけれど、それらを合わせても年間に100冊も読書をしたことがありませんでしたので、ほほーん、読もうと思えば読めるものだなあ、というのが率直な感想であります。

速読、というものがあって、簡単に言うと文章を速く読めることなのですけれど、これができる人、1分間に1万字とか10万字とか読めてしまう人がいるのですが、ある種特異な人ですが、2000字程度は、頭脳明晰な人は自然と読んでいるそうです。常人は500字ぐらいで、私の場合はそれに含まれるのですが。

読書を日々続けた、濫読に近いのですが、そうしていると自分の読書の遅さに参るときがあって、お風呂やトイレに入ったら、取り合えず読むわけですが、すらっと文面に集中していけたときはいいのですけれど、どうにも集中力が分散しているときがあって、目を通してはいるものの、何が書かれていたか全然わからないこともたくさんありました。

実際のこととして、難しい本は何度読んでも理解できなかったりします。雑誌、対談集なんかは、しゃべり言葉で簡単に読み進めることができる部類で、そういうタイプの本は思っている以上にあっという間に読み終えちゃうんですね。

古い文庫、文体が今風でないものは、けっこうアタマに入っていかなくて、イメージも沸かなく、なかなか読み進めることができません。ドストエフスキーなんていくつか読んだのですけれど、わからないから、解説や他の人の感想を読んで理解したものです。他の外国人の訳書も、大半がイメージできなくて苦労しました。本当は原書を読むのがいいのでしょうけれど、それこそ常人には読めませんねえ。
posted by susan at 16:16| Comment(2) | TrackBack(1) | 多読 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

坂の上の雲

坂の上の雲坂の上の雲

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坂の上の雲、というタイトルなので、何の話どんなストーリーなのかわかりませんが、明治維新後から日露戦争までの明治時代を描いた歴史物語が文庫全8巻にわたって展開されます。司馬遼太郎作。

司馬さんを最初に読んだのは、「竜馬がゆく」で、それまで日本史、とくに細部に関してほとんど知らなくて、一時勉強したとしていても、覚えられなかったのですけれど、竜馬を読んだら、8巻あるにもかかわらずマンガを読むように先へ先へと読み進みたくなったんですね。

そんな内容なので、史実についても興味がどんどん沸いてきて、だから記憶として残っていくわけです。テレビでも本でもいいのですが、学校の教科書で覚えられない、記憶力の強くない方(私のようなタイプ)は、竜馬を読んでみたらええんちゃいますか。それから、現地も訪問して歴史博物館の説明を一通り見たり聴いたりしたら、もうすっかり記憶に残っていくのではないでしょうか。

竜馬では、幕末を知ることができ、少なくとも当時の情景や風俗を知ることができます。物語は維新直前の終わってしまうわけですが、すると明治維新後、というものを知りたくなるのですね。維新後の日本の情勢は具体的にどんなであったのか、知りたくなるのです。

気がつけば、「最後の将軍」、「翔ぶが如く」を読んでいました。最後の将軍は、徳川慶喜の物語で、幕末の情勢の中で、15代将軍となり、31歳で江戸幕府を終わらせます。そして晩年の姿を…。翔ぶが如くは、明治維新後から西南戦争まで日本政府、新しい政府の姿を西郷隆盛、大久保利通、伊藤博文など幕末のいわばテロリストの物語が描かれています。

そのさらに後年にあたる物語が本書、ということになります。ストーリー展開はわかりやすいので、竜馬の次に読みやすい内容かも知れません。読書の秋に読んでみてはどうでしょう、もう冬も半ばですけど。
posted by susan at 15:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 司馬遼太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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