2006年08月30日

ウェルチはこうして組織を甦らせた

ウェルチはこうして組織を甦らせた

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資本主義国アメリカの組織リーダーたちの言葉・行動指針を参考にしてみないかい。企業組織はいったいどうすれば活性化し間違った方向に向かっているのを軌道修正し突き進むべき方角へと導くことができるのか。アメリカトップリーダーの経営論集。平成2年発刊。

東西古今、今は資本主義経済時代ですので、会社とか企業とかでの組織リーダーのバイブルが言われますけれども、根本というか基本といか法則というか原点としては、集団組織になるところには必ず人間同士に絡んだ問題が乗で膨らんでいくのですって。

集団組織っていうものは、集団だけに波に上手く乗れれば、物凄く強大な力を発揮することができるのですが、それにならなかったり、長く波に乗り続けることができなかったりすることが常なのですね。だから野望を持った人は、必死で軍団をまとめあげようとするわけです、ナニかを成し遂げるために。
リーダーシップの規範とされるものすべてが、従う価値があるとは限らない。そうした概念や行為には、見せかけの要素が含まれることも多いからだ。――

――見せかけのリーダーシップは多くの場合、見せかけの支持者から始まる。最もたくましくて、声が通り、明朗でいい服装をし、人気があって肉体的にも経済的にも恵まれている人がリーダーになるべきだという考えから、見せかけのリーダーシップが始まるのだ。見せかけの選択、見せかけの選挙、見せかけの昇進プロセスから問題が発生する。――

――見せかけのリーダーにはいくつかの特性がある。プライドが高く、虚栄心が強く、自慢ばかりする。協調性はないが、画一的であることが多い。また多くの場合、見た目でものごとを判断する。――

――歴史は、どんな賢い人も偽者に騙されるということを教えてくれる。現在のビジョンには多くの場合、偏見がある。だから、嵐が去って粉塵が落ち着くときに、私たちは何らかのパラドクスや皮肉な結果、劇的な逆転を期待できるのである。最初が最後に、最高が最低に、主人が従者になり得る。本物のリーダーはこうした「時の試練」にも耐えるものである。


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2006年08月26日

サービスの法則

サービスの法則

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近年、日本のサービス業は増え続け、ついには過剰サービスの応酬による過労死世界一になった、というニュースが世間を騒がし、交通事故死を上回るサービス過労死がピークを2050年頃に迎えるという。過剰サービス過労による自殺者を合わせると、ついには国内人口の半分を占めるまでになるだろう、というシンクタンクの算出記事もでているという。んなわけない。

産業時代の終焉がはっきりと見え、サービス合戦の時代になり、セブンイレブンは1分ごとに棚をミリ単位で整え、ローソンは1時間ごとに惣菜新メニューが納品されるという。ファミマはそのころ、バイトが裏でロスを食っている。んなわけない。

お店に入って、あんまり大きな声で、いらっしゃいませ、とか言われるのには飽きちまったので、それと耳が疲れぎみなので、もちょいと静かに出迎えてくれたらいいのだが。逆に、高級店でそんなことになったら面白い、と思う。やっぱり新鮮さが肝心なのだ、飽きっぽい人には。

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金融腐蝕列島(下)

金融腐蝕列島(下)

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今の仕事環境と境遇、上司の無能、バカ上司、アホリーダーによって、モラールの低下状態なのですけれど、志気が下がる一方、モチベーションが上がらない、くだらない方策やら会議やら、2、30分で済む内容を2時間かけて会議するバカらしい惨状。それをおかしいと思わない頭脳構造…。

そんなやり切れない切ない状況になると、ついビジネス小説を読みたくなってしまうのですねえ。正義を貫こうとする主人公に対して、不正や自己の利益や保身に走る小心者、それを判断のつけられない無能上司。そして物語はハッピーエンドへ、とはならない結末。こんな感じ、感触を自分だけでないと感じたい欲求が沸くのだと思います。

で、読んでいるうちに、いやなことを思い出して、言い訳や言い分や、何がアイツらオカシイのだろうと、文章化して考えたり、どうしてあのようなバカで無能な状態に陥ってしまうのだろう、どういう社会心理学的状況があるのだろう、自分も同じタイプAにはまる危険の中にいるのだろうか。などなど読書の世界に入ろうとしているのが、いつのまにか現実を考えているの。だから、なかなか小説に入れませんねんね。映画が見たくなりました。

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危機管理のノウハウ(part2)

危機管理のノウハウ(part2)

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予測困難なる1980年代のリーダーたちに捧げる危機管理シリーズ2段。84年発刊。

ということで、すっかりときはミレニアムなのですけれども、いやもうすっか2006年も8月なのですが、いつの時代も予測は困難であることは多く、無能のリーダーは存在し、あるいはそのために無能というカッコよくも当事者たちを悩ませる美学にも似たロマンとか戦いがあるのかも知れません。ん、よくわかりませんって。そう、大人になるに従って、さまざまなアホらしいといかバカらしいというか理不尽というか、くだらないというか、理屈でない感情を基盤とした人間の理解しあえない、バカの壁と読んでもいいし、タイプAと言ってもいいし、プライベートライアンならば、フーバーと叫べばいいし、ハンバガーヒルならば、どうってことないって、慰めあえばいい、そんな困難が賢明な人々の前には立ちはだかり、鳥瞰図的眼力を持つ後の作家がそれらを描くことで、彼らの存在が救われるのかどうなのか。須磨の浦ってなんだい。
昭和五十四年二月七日の各紙は、同日早朝、福島市新町の繁華街の家具店から出荷した加地が、三階建てビル全体に延焼しそうになったとき、緊急出動した消防車の消防士たちが火災現場に近い県庁の消火栓から消火用の水をとろうとしたところ、県庁の施設管理課の守衛が出てきて、「上司の許可がないから勝手に水を使ってはいけない」といって拒否したという珍事件を一斉に報道した。
――
危急存亡のときにまさかそんなバカなと意外に思われる向きも多いだろうが、実はこの類のことは危機の真最中によく起こるもので、折角一生懸命危機に対処しようとしている第一線のひとたちをウンザリさせ、やる気をなくさせてしまうものなのである。


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「提案型営業」で勝つ!

「提案型営業」で勝つ!

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民間企業で働く営業職のためのバイブル。1996年発刊。プレジデント社。
商売にしても事業にしても、仕組みとして商品やサービスを売って、お金をもらって利ざやを稼いで存続しなければ、収入が継続しません。その根幹になるのが営業というものなのですけれど、営業といっても画一的なステレオタイプ的な発送、イメージの営業ではなくて、そんなイメージしかもてない人は営業をまともにしたことがあい人か、営業職をやっているけれども営業とはそれだと思い込んでいるかのどちらかだと思います。ここでいう営業とは、営業部の営業とか営業マンとか、そんなくくりじゃあなくて、そんなくくりでもかまわないのですけれど、要は根幹、つまり取引を発生させる手法なのですが、単純化して考えると、自分の持っているものをそれを必要とする人に現金と交換するということをどうやって作り出すかということなのですね。

どんな業界業種にしても、資本経済で民間でいる以上は、守ってくれる第三者がいないならば、内部の誰かが仕事を見つけてこなければ、ということで、本書には提案営業の基本的な内容が書かれています。ああこりゃ結構参考になるのですね。私の場合は、法人営業なので、限定的な顧客数のなかで新規取引や取引拡大をしていくわけですが、タイプの違う業態にして、フィードバックできる箇所が多々出てくると思います。ある人は感性の違いだと言っていましたが、見つかるとか、見えるとか、気づくとか、分かるとか、分からない人には他人が何をどうしようと分からないそうです、結局。感性ですから。

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2006年08月14日

「営業戦略」大修正

「営業戦略」大修正

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1999年発刊。
古今東西、商売・事業の原則やノウハウ、コツや方法は学び実践し教え教わってくるのですけれども、結論から先に言ってしまえば、どうも才能というものが備わっていることが重要なポイントなのだそうです。
才能、というとどこかプロスポーツやアートの世界に通じますけれど、何をやるにしても才能ってものに左右されるようで、それを知らないで信じていれば必ず叶うだとか、やればできるだとか、努力が足りないだとか、言うものじゃあないぜ。
営業の仕事で、営業と一言でいっても、業種業界セクションによって、様々な手法がありますが、いずれにしても、数字しか見てない人は総合的に上手くいかないのではないでしょうか。ここでいう数字というのは、目標数値、売り上げ目標だとか、利益とか、台数とか件数とか、短期単月の短いスパンによる目標達成だけを見ている、ということです。
営業部にしても、他所にしても、経営者にしても、数字だけを見て、それを行動指針にしている人、体質があったら、ある時期は数字が上がって上手くいっていると錯覚するでしょうが、それは商品が成長期に入っていることでの上昇で(だとすると)、右肩さがりの状態となったとき、例えば大きくとらえれば平成不況がそれで、そういう状態で目先の数字だけを見ている人は、結果的にどうにもできなくて、無為無策無能に陥ってしまうのだと思います。詳細は面倒なので、研究してみてください。
ユニチャームの岡部高明さんは、この点についてこう説明してくれた。
「競争は何の価値も生まない。ライバルばかり見て開発したものは。決して成功しない。消費者だけを見て、消費者にとって、高い価値のあるものを開発していく。これしかない」
「バリュー・イノベーション」という論文を書いたチャン・キムとレネ・モボルニュは、「高成長企業あ、ライバル企業と競争したり、これを打倒することに、ほとんど関心をもたない」と分析している(「ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス」97年6−7月)。


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幕末長州物語

世に棲む日日(4)新装版

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幕末列伝、長州物語第4巻。高杉晋作の活躍と最期。
日中戦争、太平洋戦争から100年くらいたとうとしているのですけれど、まだ6、70年ぐらいですが、おそらくあっという間に100年がたつのですけど、そうすると幕末から100年くらいに生まれた僕らと同じような感覚時期に世代ができるということになります。明治以前の時代というのは、感覚としてものすごく前、昔のような気がしていたのですが、さすがに最近は本を読むようになって、以前ほどには古いハナシでなないことに気がつかされたのですけれども、ほんの100年から150年前の時代のことが、ほんの数十年後には、昭和の戦争史も同じ立場になるのだと思うと、ちょいとした感慨にふけります。といっても、戦後に生まれた世代であるならば、戦争というものを経験していなく、死についての覚悟というか、恐怖というか、あきらめというものにいさぎよさがなく、(人間いつかは死ぬというのに)死ぬまで物欲に駆られて生きているのですね。平和であろうとなかろうと、人間ってヤツは、物欲に縛られながら生きていくしかないのかも知れません。

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2006年08月12日

人はなぜ、足を引っ張り合うのか

人はなぜ、足を引っ張り合うのか

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会社での人間関係や命令系統、評価について、疑問や不信があって、そんなときにふと手にしたのが本書なのでした。結論から言いますと、これを読んで知って良かったなという感想です。 本書は社会心理学というカテゴリーを扱ったもので、庶民に分かりやすく解説されているので、自分の境遇と合わせながら、想像しながら読み進めることができるのですね。これが結構イメージができて面白いのです。会社、学校、役所、各種コミュニティでのシチュエーションに絡めて思い起こしてみると、当てはまるものがあって、他人の言動や心理を読み取れたり、あるいは自分の言動や心理の弱点を認めたりして、他人の不信な言動を認知するとともに、自分に対しても反省できる、というか反省しないと、本書を読みきれていないってことになるのではないかと思いますが。 かつての仲間や友だちや、あるいは信頼できる上司なんかにも読んでもらいたくなる内容だと思います。とはいっても、直近の人にはポイと渡すのには躊躇するかも知れませんね、信頼関係があって、そして将来保たれる、保っていきたいという同士ならよいかも。ま、物事を鳥瞰図的にみたいと思っている方あ、読んでみてくださいな。そんな感覚のない人は読んでもピンともポンともこないと思いますけど。

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2006年08月10日

組織の盛衰

組織の盛衰

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組織の構造的欠点、合理性、非合理、頽廃について、するどく考察研究指摘している1冊となっています。役所や企業、会社、コミュニティに通っている方が読んでみたら、参考になるのではないでしょうか。とはいっても、人生経験の少ない人が読んでも、それほど思い当たる箇所は少ないかも知れません。というのは、社会で生きていくうえで、正論や常識(だと思っていること)では通じない感情の面、人間の性とか業とか、数学的でない面の人生経験をしてこを本書の内容に共感や学び気づきを得られると思うのです。199年初版。堺屋太一著。

堺屋さんは、成長期以降の世の中について、たくさん記されていて、本書もその1つになっているのですけれど、分かりやすく読みやすい部類だと思います。面白いというよりも、答えを知りたい、教えてほしい、といった感覚で読み進めてしまいます。ある程度の答えというか、方向性というか、うねりというか、世の中の流れや法則、というものを知ることができ、読んだだけで勉強になると思います。どう解釈するか、何をどう捉えるかは、もちろん読者によりますけれどね。子供が読んでも、分かりはしないでしょ、大人に読んでもらいたい1冊、夏休みにね。ふむふむと読める子がいるならば、そいつは天才の1人だと思います。
組織は、個人よりもはるかに成功体験に溺れ易い。というのは、ある戦法、ある事業で一度成功すると、その成功の功労者たちが組織の中の主流派になり権威と権力を強める。このため、その人たちの専門分野の権限が拡大し、以後の判断も成功体験分野からの支店に偏するのである。
しかも、一度、そのような組織構造ができ上がると、後から組織に加わった新人たちも、将来の主流派を目指して現主流派に加わろうとするため、過去に成功体験のある分野には有能で野心的な人材が集中する。同時にサポーティング・セクション、例えば総務とか経理とか予算とかいった管理分野も、将来、主流になる人々の好感を得ようとして成功体験分野を有利に扱う。例えば今は同じ大佐でも、将来海軍次官・連合艦隊司令長官になりそうな主流畑の人の要求には予算を付けるが、主流を離れた新規分野の大佐なら、すぐ少将で退役と思うから予算要求に応じない、というわけだ。いったん成功した者が主流派を構成し、現在の権力と将来の出世可能性を独占するので、成功体験分野での同じ方法論が繰り返されることになるわけである。
しかも組織の場合は、成功体験の繰り返しで失敗すると、主流派は、結束して「今回の特殊事情」を並べ、「方向は正しかったが運が悪かった」と主張し、その地位と権限を守ろうとしてこれを批判する「正論」を弾圧する。このため、ますます創造性と改革性が失われ、成功体験への埋没がひどくなる。成功体験への埋没が、立派な組織を「死に至る病」に陥れるのには、こうした組織力学も関係している。


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posted by susan at 23:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 堺屋太一 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

あなたの会社が壊れるとき

あなたの会社が壊れるとき

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日本長期信用銀行(長銀)の破綻の内情を知った著者による、大企業病の仕組みと構造を会社・学校・政治・社会生活にも通じる観点から告白。2003年発刊。

古今東西、世の中っていうものは、人間の業とか性とかが支配していて、わかっちゃいても思い通りにならないことがあって、つまるところ、人間というものは、感情によって構築されていて、それが人間という一動物の特徴であるのだろうと思います。ホント、どうにもならないことがあって、無能のアイツにアタマにくる、というよりも、どうにもならない状態にムショウにアタマにくるというか、虚無を感じるというか、焦燥感があるというか、情けなさというか無力というか、そんな怒りに似たイライラ感がある今日なのであります。
大企業の中には何の危機意識も持っていない者がたくさんいる。それに比べれば問題意識を持っているものは二倍立派だ。しかし、それを公然と口にするのはその二倍難しい。さらに行動を起こすのはその四倍勇気がいる。


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posted by susan at 23:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月03日

井上聞多活躍

世に棲む日日(3)新装版

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幕末長州物語、第三巻。井上聞多活躍。
すっかり吉田松陰の物語はなくなって、高杉晋作、井上聞多(のちの井上馨)、伊藤俊輔(のちの伊藤博文)が中心というか、裏方というか、各自奔走したり、留まっていたりと、三様なわけですけども、物語としては、非常に見所ありどころなストーリーだったりします。こんな世の中でも、農民や商人、町人らは、あんまり政治というものには、関わっていなかったのでしょうね。侍たちは、けっこう非業な死を遂げる者が多く、切腹だの、自害だの、斬殺だの、今じゃあ到底残酷な印象の死に方をやってのけていたりします。といっても、現代ならば、テロリストや反主流派の過激派とか、レジスタンスとかが、行っている行動がそれなのかも知れません。役人や官僚は、いつの時代でも臆病で保身に走ることになっていて、どうにもならない人間界の業というか性というか、人間ってヤツはそういう機能、自己防衛する習性があり、それが言わば人間という動物の本能の出し方というか特性なのでしょう。
司馬さんの作品を好きな人っていうのは、そんな人間性についてを物凄い大局的見地から描いていて、それでいて突如主観領域まで降りて同じ舞台に立ったりするイメージを起こさせ、そしてまた現代や過去を超越した人類の歴史的世界に、たとえ今、自分が現代に生きようとも、自分(読者)の存在が物理的になくなるような錯覚をさせる、つまり本の世界に入ってしまったかのような錯覚を起こさせ、自分という個をなくした上で、現代社会についてを考えさせるような作用をさせるのですね。なんとなくこんな感じなんですけどね。
アーネスト・サトーの対日本人接触法は、単純であった。要するに保身だけを配慮するヤクニンを避け、危機意識をもった志士的政治家を信頼しただけのことである。
――宍戸刑馬(高杉晋作)はそれである。
posted by susan at 19:46| Comment(1) | TrackBack(0) | 司馬遼太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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