2006年08月26日

金融腐蝕列島(下)

金融腐蝕列島(下)

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今の仕事環境と境遇、上司の無能、バカ上司、アホリーダーによって、モラールの低下状態なのですけれど、志気が下がる一方、モチベーションが上がらない、くだらない方策やら会議やら、2、30分で済む内容を2時間かけて会議するバカらしい惨状。それをおかしいと思わない頭脳構造…。

そんなやり切れない切ない状況になると、ついビジネス小説を読みたくなってしまうのですねえ。正義を貫こうとする主人公に対して、不正や自己の利益や保身に走る小心者、それを判断のつけられない無能上司。そして物語はハッピーエンドへ、とはならない結末。こんな感じ、感触を自分だけでないと感じたい欲求が沸くのだと思います。

で、読んでいるうちに、いやなことを思い出して、言い訳や言い分や、何がアイツらオカシイのだろうと、文章化して考えたり、どうしてあのようなバカで無能な状態に陥ってしまうのだろう、どういう社会心理学的状況があるのだろう、自分も同じタイプAにはまる危険の中にいるのだろうか。などなど読書の世界に入ろうとしているのが、いつのまにか現実を考えているの。だから、なかなか小説に入れませんねんね。映画が見たくなりました。

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2006年05月18日

これから10年大予測

これから10年大予測

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これからの10年を予測したら…。

ふと想像してみると、案外分からなくて、想像力も乏しくて、そのうち面倒くさくなって、なるようにしかならないのだろう、とか思って、という方は少なくないと思うのですけれども、ビジネスの世界では、そうはいかなくて、短期、中期、長期戦略があったり、個人の目標やビジョンといったことをマクロなところからミクロな部分にまで詳細に文章化させて、漠然としていたものを歴然とさせていきます。

これができてくると、コミットメントとか必達だとか起業だとかブレイクスルーだとか、いろんなことが言われるのですが、何しろ想像したものが実現しやすいのですって。

ビジネスの中枢を担う方や、起業家ならば、誰もがそのようなことを実践なさっているとは思います。例えば、目標や目的や想像を紙に書いて財布などにしまっておくとか。

といっても、本当はそんなことは大きな問題ではないことがあったりします。だいたいみんなが同じことをやったとしたって、みんながコミットメントが達成し成功者になるというわけではありません。統計的観点からみんなが上手くいくことはありません。

だからどうだというのだ、というと本書を読んでみると、その答えがわかるかも知れませんねえ。

2004年発刊、船井幸雄先生著。
――「ある行動様式をもった猿の数がある一定の数に達して臨界域を超えると、その行動様式がまったく異なる場所にいる猿にも伝わるのではないか」と考えました。
そして、この臨界域を象徴的な100匹という数字で表現して、この現象を「百匹目の猿現象」と名付けたのです


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2005年12月14日

榊原英資インド巨大市場を読みとく

榊原英資インド巨大市場を読みとくインド巨大市場を読みとく

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中国株に興味を持ち始めていくと、どうやらインドにも興味が広がっていく傾向があるようです。

株だけに投資対象として地域や国を捉えていくわけですが、単純化して考えると、現在の日本は経済的に成熟した状態で、今後数十年にわたってはおそらく大きく成長することはないであろう、ということが推測できます。

では、日本以外の国を考えてみたらどうか、たとえばアメリカはどうかと考えたら、アメリカも同様に経済的には成熟している。ヨーロッパも同様のよう。

では、アジア、アフリカはどうだろうか、というと間違いなく経済的には発展途上にあって、これから大きく成長が期待される地域だということが推測できます。それも地域によっては高度経済成長がなされる可能性が高いです。

高度経済成長に欠かせない要素の1つが人口の増加で、その状態にあるのが中国であり、インドということなのであります。いったん高度成長の波に乗り始めたら、紆余曲折は当然あるものの、大局的には数十年にわたって成長過程を築くことでしょう。

本書によると、インドの人口構成は、中国よりも若い年代が多いそうです。投資家はインドの動向にも注目しています。

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2005年12月12日

インフレに相乗りする法

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ということで、ちょいとコンピュータを眺める時間が減っているこのごろです。

現代日本では、仕事労働をして大もうけをするのは、なかなか大変なことになってきていて、現職がある人はよいですが、これから先20年、30年ではどうか、と考えたとき、おそらく今を維持していることはないと言われます。

今現在の感覚ですと、大企業はなくならないとか、世間一般の常識が当たり前だとか疑うことすらないことが多々ありますけれど、実際の歴史をひもといてみると、そんな学者的検知で見なくとも、けっこう数十年の周期の中で世のうねりや変わりばえを検証することができます。

デフレ傾向の時代は、現金がいちばん価値があるので、基本的に現金をもっている人がいちばん資産があるということになり、たとえば、現金を持っている人の不動産など大金をつかう買い物はよいのですが、現金をもっていないいわゆる借金をしての買い物というのは、非常に単純に損な取引きになるのではないでしょうか。

その数十年の中で、革命的事変がおこればまた内容は変わってきますが。

インフレに相乗りする法、という本があったので、参考までに読んでみました。Q永漢さんの昭和50年前半の本です。経済の本は時間がたってから読むのも面白いかも知れません。

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2005年12月05日

中国「人民元」の挑戦

中国「人民元」の挑戦中国「人民元」の挑戦

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中国の通過単位は人民元。略して元と呼んだりします。その人民元の通過切り上げの問題が本書のテーマとなっています。

簡単に言うと、現在の中国の為替レートは、実質よりも安く推移しているので、人件費が安く、より多くの製品を作ることができる状況です。メイドインチャイナが増加し続けていることからも、中国では(OEMを含んだ)製造業が盛んなことが容易に推測できます。

そこに人民元の価値が今よりも上がったとすると、労働賃金も同様に上がり、人件費をはじめ、固定費、管理費全般にわたる経費が上昇します。すると、今まで有利だった安価な人件費メリットが減少するというリスクが生じます。

それらについて、興味をもたれている方が本書を読んでみたら、問題解決のヒントを知るかも知れません。どちらにせよ、中国の高度経済成長はこれから数十年にわたって繰り広げられるのでしょう。


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2005年12月01日

やがて中国の崩壊がはじまる

日本の昭和30年代にあたる超高度成長期にあたる現代中国の検証ストーリー。2001年発刊。

戦後60年の共産国家を継続している中国が、経済社会面では資本主義を導入していて、各所のひずみが大きくなっていくのは明白であります。それをいかにソフトランディングしていくかが政府の実力の見せどころになると言われています。

世界の政府行政がいかにしようとも、中国の経済的発展成長は、どうしようも止めたりコントロールしたりすることはできません。間違いなく世界を巻き込んで経済が発展していくことが予測されます。

アジアを当然含む世界経済の動向に関心をもっている方が読んでみたら、興味深い内容だと思います。

やがて中国の崩壊がはじまるやがて中国の崩壊がはじまる

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ここ最近ずっと中国株の購入を考えていて、余裕資金がそんなにないのですが、それでも投資をする価値があるのかどうか検討しています。結論は投資をするわけですが、本筋的な投資という概念をもって株の購入をしたいと思い、それを忘れて怠ってギャンブル的投機、短期トレーダー、投資家の誘導に惑わされないように心がけます。

ということで、中国に関する本、題名に中国が入っている本をとりあえず読んでいるってわけ。

本書を読んでみると、中国本土の現状と危機に関して察することができます。そしてまた、どうしようもなく経済発展がされることも感じさせるのであります。共産社会と資本社会の間に、今まであった問題のひずみが顕在化してきて、そのうちのいくつかから事件や事故が発生すると思います。ときには世界各地をも巻き込む事態になるかも知れません。

それでも、日本の10倍のスケールで経済はうねりを上げ続けるのでしょう。少なくとも30年間は。


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2005年10月28日

退場宣告

木村剛さんと田原総一朗さん対談集。現代日本の経済構造について、核心に迫るお話をしています。20代から30代半ばの方が読んでみたら、20年後、40年後の将来を具体的に考えるようになるのではないでしょうか。駆け込み世代の50代は読まなくてもいいかも知れません、問題が問題として顕在するのは20年以降ですから。2002年発刊。

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現代日本の社会構造は、明らかに悪い方角へ向かっているのですが、本書でも木村さんと田原さんが明確に問題点を突いているのですけれど、実際的解決論もされていて、打開するの方法は十分にある、ということはわかります。

では問題を上手く解決できるのか、誰が先導することができるのか、というと、ここが最も重要なポイントとなります。わかっているけれど、思うようにできない、相当の実力者をもってしても、成功するかの確信がもてない、という状況です。

食料の確保が今ほどできていなかった大昔は、生きていくために生物的に必死で、食っていくために狩りをしたり釣りをしたり畑を耕したり、生きていくための直接的な行動が多かったと思います。今はそれが薄れて、産業時代も過ぎてサービス業時代になって、当分続くそうです。製造業は減少し、労働者の仕事内容がサービス業中心になります。学校が減っているので先生も安泰ではなく、銀行も余ってきているので、行員も将来が暗雲であったりします。特に行員総合職は悲惨ではないか、と本書では言っています。

政治家や公務員、規制企業も、すでにだいぶ人が余ってきていて、今は維持していますけれど、20年後、40年後は同じ推移ではいられなくて、職を失う人がどんどん表面に見えるようになります。

50代は、どうにかふんばって老後に逃げ切ることができますが、40代は確立が落ちてきて、それでも現代日本の先送り体質、無責任体質を考えると、まだ職を失わずにいられるかも知れない。でも、今30代の人はおそらく安泰ではないでしょう。これは、本書でも述べられていて、その意見は一致しています。

30代が50代になるまでが20年で、2025年。70代になったら2045年、この年月を考えたとき、今と同じ経済環境が保たれているとは思えません。地球全体が“全国”という感覚に近づいているのではないでしょうか。頭脳明晰、インテリ全盛時代で、知能障害認定者は援助されるけれど、抜きん出た能力を発揮できない一般人は、経済的には今ほど満たされなくなって、消費行動を減らさざるを得ない状況になる、と言われているとか、言われていない、とか。だから、賢明な皆様は言わないけれども、残りの人生の食糧を確保するのに必死なわけですね。つまり、生物的に生きていくことに必死なことは不変なのだと。
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2005年10月26日

デフレの恐怖

インフレとデフレの社会経済を検証し、対策を問うています。「デフレの恐怖」という題名が、庶民に恐怖を煽っているかのようです。原題は「The Death Of Inflation」、インフレの死です。これだとインフレが終わっちゃう感じなので、デフレの恐怖にしたのでしょうね。1996年初版発刊ベストセラー。98年日本語訳版発刊。

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リアルな市場の動向と世の中の景気は、連動しているのですが、実際には数年にわたるタイムラグがあって、エコノミスト(経済学者)といわれる人にとっても、予測が当たらないぐらい、数年前に数年後を見て判断することは難しいといわれています。結果を見てから、評論する人がいますけれど、そういうタイプの言うことには耳を貸さないほうが賢明なのだと思います。今起きていることを察知して、次代に何が起きるかを判断して、どういった対応をすればよいのか考えること、それこそが重要なポイントであって、評論する人は、実践的に見ればただの「議論の人」なのでしょう。逃げたり走ったり、追いかけたりできない大事なときに役に立たない人。

1989年に、バブルがはじけたといわれますが、日本の世の中は、それから1990年代に入っても、好景気が続いていました。サラリーマンは、スーツを何着も買うのが当たり前、のようになって、コムサデモードなどのブランドスーツがもてはやされました。一般若手サラリーマンでも、1着4万や6万円のスーツを買っていたものです。月々の給料は、それほど高くなかったにしても、ボーナスが逆の意味で理不尽に高かったのです。4月に入社して6月のボーナスが100万円オーバーだったりした人もいました。

現状で、上のような収入タイプの人は、ほとんどいなくなりました。いますけれど、割合を見ればそれほどいない。考えようによっては、これが通常な気もしますけれど。

90年中期からは、いよいよ景気がおかしいことが顕在化してきて、会社が存続できるかできないか、という状態に多くがなりました。そのような状態にあっても、社員のフトコロは暖かかったのですが。

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2005年10月25日

デフレの経済学

デフレ社会の経済学。デフレとは何か。二つのデフレ。デフレはなぜ起きるのか。デフレは何をもたらすか。いま必要な構造改革とは。デフレ脱却のための金融政策。本書でそれらの謎が解き明かされる…。2001年発刊。

デフレの経済学デフレの経済学

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現代日本は、デフレ経済が継続中ですが、この状態のときにどの状態の人が有利なのか考えてみると、簡単に言うと、借金をしている人が1番不利と言えます。特に、借金の責任者が明確になっている場合は大変です。零細企業をはじめ、社員数数十名から数百名の中小企業などは、社員よりもなによりも社長が生きていけるかどうかのせめぎあいだったりします。

アメリカのように、会社と個人を切り離して会社経営をしている人は、会社が倒産しても個人資産を守ることができます。といっても、多くは自己資産を担保に借金をしているのが現状です。

大企業の場合は、重要なポジションの人でも、過労に過労を重ねる人もいれば、のらりくらりとしている人もいて、幹部は責任を負わない場所をキープするのに必死だったりします。上手く切り抜けられれば、高給の持続と悠々自適の老後が待っています。

規制企業や公務員の職場の場合は、景気が悪くなればなるほど、逆に好都合だったりします。公務員の給料は、民間の時価から判断して決められます。数年遅れるので、賃金が下がっている傾向の時代にあっても、給料が基本的に下がらず、好景気の基準で設けられた各福利厚生が、以降どんな財政状態になっても継続されたりします。

おかしいような気もしますけれど、世の中というものは、古今東西そんなもののような気もします。問題は、それをどう対処していくかだと思います。

社会の規制基盤を覆すためには、通過を堕落させる以上に巧妙で確実な手段はない。(ケインズ)とのこと。。

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2005年10月24日

謎ときいまどき経済事情

現代日本の経済事情に関して、普段の生活から噴き出す諸問題を調査した1話完結物語調レポート。1996年日本経済新聞社発刊。(日経新聞連載企画「エコノ探偵団」94年〜96年連載分より)サービス料の「サービス」とは。歯の自由診療はなぜ高い。飲み屋のお通しの価格。中身が足りない日本酒のお銚子。円高でも下がらない映画入場料。激安家電の正体。国民健康保険料六倍の話。 四百億円庁舎の話。失業率の話。デフレの話。持ち家と賃貸の損得の話など。

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現代日本は、実質的にデフレ経済になっていて、デフレの傾向はもう少し続くようです。民間企業で働いていて、業界再編とか衰退期の事業に関わっている人にとっては、今の時代は食っていくのが大変な時期なのですけれど、そうではない公務職員の人や安定企業(半公務的事業)の人にとっては、実はバブルの以前よりも都合が良かったりします。少なくとも自分の身の回りは好調だ、という人は多いです。商品(売っているもの全て)は、基本的に現金よりも価値が低い状態になっているので、つまりデフレ傾向下では、現金の価値が日に日に上がっていくので、現金をもっている人がいちばん得ができる可能性が高いです。

借金を作っちゃっている人は、インフレでないので、借金が目減りすることはなく、目増え(めぶえ)するので、この事実を実感している人は、借金をしている人には少ないです。借金をしていなくて、倒産やクビの心配がとりあえずない、という人には、当分、数年は生活安泰時代到来なのでしょう。家や車やマンションを今のうちに買っておきなさい、今が絶対お得よ。


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2005年10月19日

奇妙な経済学を語る人びと

日本経済を語るエコノミストの発言内容に疑問を投じる書。中国は日本経済の脅威なのか。市場は暴走するものなのか。銀行が復活しないと日本経済は再生しないのか。人口減少で日本の将来は暗くなるのか。専業主婦のいる家族が伝統的な家族なのか。……2003年著。

奇妙な経済学を語る人びと奇妙な経済学を語る人びと

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本書によると、エコノミスト(経済の専門家)の言うことには限界があって、全てが当たっているわけではなく、これは予測と考えれば当然だとしても、もっと悪いことには言っていることが奇妙なのだそうです。

エコノミストといえども、一般同様利害関係から自分が得をするほうに傾くので、実際にはどこか違ったことを言っていることは予測できますね。経済にしろ、政治にしろ、古今東西利害関係を無視して人間社会は語れませんものねえ。

純粋な精神をもって、情と誠意を信じている人は、若い人か真面目な人なのでしょう。悪く言えばナイーブ、初心(うぶ)と言えましょう。


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2005年08月24日

歴史の鉄則

累進課税を正当化できた人は、史上一人もいない。「税金」というものがどのようなものであるかを知りたい方は、「歴史の鉄則-税金が国家の盛衰を決める」を読んでみてはどうでしょう。もともと税金というものは、なかったもので、生活者たちが協力するための共同出資は、古今必然としてきましたが、それが「税金」となったとき、それが大歩きすることになりました。

1900年代のイギリスでは、社会が成熟期に入っていて、国家運営局が大きくなって、運営費が膨らむ一方になりました。そうすると、税金によってそれを補填しよう、という検討が国家運営局でされます。おかげで世界最高の所得税率を生みました。最高所得税率が83%、不労所得最高税率は98%!

時代が変革したり、国家が破綻したりするとき、というのは、史実を見てみると、基本的に国家運営局が大きくなりすぎて、無駄な出費が増えて、一人当たりの生産と消費が実質的に破壊されたときのようです。社会、国家全体を見ると、生産量と消費量が均衡しているふうに言われるのですけれど、実際は(自分一人分の)生産をしていない人が多くて、あるいは(自分一人分)を上回る消費をしている人が多くて、それらの人をまかなうために労力を費やされている立場の人々がいます。精神的や物理的、肉体的に耐えられなくなって、問題が顕在化し、事件が増えたり、事故が増えたり、自殺が増えたり、病人が増えたり、街中に表情が表れます。

社会主義に則すれば、税金が高くなっていくもですけれど、相対的理論によれば、誰かがズルをしたり、楽をして私益を求めるので、歴史上、これが成り立っていません。つまるところ、国家運営局、現代日本の場合は官僚と政府ですけれども、これらの体裁と体質をもっとコンパクトにする必要性があるのでしょう。言うは易し、行うは難し、ですけれども、現代サッカーのような感覚で、世界国家を見てみたら、と思います。ジーコ・ジャパンでいいのか、フランスはジダンが復帰したとか、置き換えて考えたら、楽しいです。ま、サッカーでなくてもいいですね。
本当に貧しい人と大金持ちは、税金を払っていない。税金というものは、最も取りやすい人たちから取るのが徴税コストが少なくてすむ。これが鉄則である。
天下りが禁止されて、犯罪だということになれば、国家財政は助かり、民間の活力は増加する。
歴史の鉄則歴史の鉄則

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2005年08月03日

建設崩壊 2002

戦後50年、日本の仕組みにひずみが顕在化して、銀行と建設業界が顕著に崩壊し始めた。建設業界から見る戦後日本型システムを知らしめています。建築設備に関わる方は目を通してみてください。2002年発刊。山崎裕司さんの会議室はこちら

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建築現場に勤めている人は、数ヶ月から数年にわたって、現場事務所に常駐して、そこが終わると、また次の現場に行きます。そんなことが続きます。儲かっていた時代を知っている人は、儲からなくなった時代になって、仕事量と収入というものが一致しているものではないことを知ったそうです。忙しかろうが、収益は下がるし、実質的労働をしていなくても、高給だったりします。

倒産や廃業をする会社が増えてきて、そのときにも現場は進行していて、そうなるとどうなるのかというと、代替会社が現場を継承して、現場の人はそのままでヘルメットが変わります。建築数というものは、一定に保たれることはなくて、増えたり減ったりしていくので、それに関わる業者の数も増減するのが、考えてみれば当然で、淘汰していくことが健全なのだと思います。仕事というものは、国内にはたくさんあって、人生のピーク収入になることは大変なのですけれど、問題は、借金をしている人で、年収500万円以上を前提として生活スタイルを築いている人が転職して年収300万円になると、払うべき返済金が返せなくなります。多くの人には、インフレが継続する成長期時代の少なからずの借金概念があって、現代日本で借金をすることの(返済できなくなるという)危険性があまり認識されていません。この時代では特に、資金を持っている人と、資金のない人でのライフスタイル、お金の使い方、借金の仕方が自然変わってくる、と考えたほうがよいでしょう。現在は、現金の価値が高いので、つまりモノがあふれていて物価が安いので、高物価が維持されているモノを避けながら消費生活をすると、出費が思いのほか少なく済んで、借金をしていなければ、収入が現生活スタイル以上にある必要がありません。大量消費嗜好でなければ、生活必需品が一通りそろった今日、生産と消費のサイクルを緩めてみたら良いと思います。



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2005年07月21日

マルチメディアを知らんで明日を語ったらあかんよ!

先進諸国は、製品と物流が行き渡って、文化的に余裕のある細分された時代に入った。次に起こるトレンドは、情報を優位にコントロールするマルチメディアである。1994年の時点で、10年先のトレンドを予測考察した経済文化ビジネス論。

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2005年を見ると、インターネットが普及して、情報受発信メディアが世界規模で変動し、またその過程にあり、その通り進行していて、その中でパソコンをまったくやらない人は、インターネットに関わることをまったく知らなくて、知らないということは、都合がよいこともあって、それについて何も考える必要がなかったりします。また、食っていくために、情報メディアをコントロールしていかなければならない人がいて、今後ますますそんな人が増えていくのでしょう。食っていくためには、あるいは好きなことを続けていくためには、そのために好きでないことをやる、という食っていくための法則があって、いつの時代になってもそれ自体は変わらないのかも知れません。

資本主義の時代は、お金や資産がある状態の人にとっては、大変有利で、自由に行動する範囲が広がり、身近なことで言えば、お金のために働いているのが資本主義社会の現代人で、誰しもが商人になれて、また商人全盛で、商人になるほど経済的自由人になるのだと思います。どの時代も、何かしらの社会問題が生じて、いつか対処できなくなって、やがて時代のうねりが押し寄せて、世の中が変わっていくのでしょう。

文化は、モノが不足している時代から始まって、食っていくために便利なモノを開発して、より良いものを目指して、そして、文化に余裕が生まれて、芸術や趣味が細分化されて、そして開発された商品は、ますます人々の欲望をかりたてて、ひたすら消費と生産が繰り返される風潮になって、生物的にせせこましい生活になるのではないかと思います。

2000年初頭のところ、物欲と消費生活の充実が人生の柱になっている人が、ほとんどではないでしょうか。だんだんとそうでなくなる風潮になってきたら、次なる時代に入るのかなあ、とも思います。

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2005年07月20日

告白

1995年、大和銀行ニューヨーク支店による巨額損失事件が勃発。12年間の裏帳簿、裏トレーディング、裏取引によって、誰にも知られないまま、970億円を手にすることになった、その核心を知る人の手記。

大和銀行巨額損失事件は、金融経済界では日米問題に発展して、また他業界同様に金融界でもデタラメなことが現在進行しているのではないかと、世に知らしめた出来事でした。1990年代に入ると、日本国内は特異なバブル景気の末に到達して、金銭感覚がズレたような金融トラブルが続発します。

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今から思えば、なんで予想ができなかったの、と思う人はいるのですけれど、では今から未来を予想して、それに対処した行動ができるのかと考えると、全くといっていいほど、予想というものに核心がもてなくて、結局は目先のことか、近々のことぐらいしかわかりません。

巨額損失事件とは、ほとんどの人間にとっては、金額が大きすぎると感じるので、一生馴染めないのではないでしょうか、自分が損をしたら、はじめて怒りそうです。

考えに考えなければ、答えがイメージできない答えのない事物には、天才的頭脳の持ち主に任せてしまうのが、僕らの営みだと思います、ほんの一握りの天才が歴史を動かすのです。頭脳と身の丈にあったライフスタイルが本当の幸せなのだと思います。

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2005年07月05日

日本経済に起きている本当のこと



日本経済に起きている本当のことを明言。テレビ東京「ニュース・モーニング・サテライト」インターネット版、「糸瀬茂の経済コラム」48回分を収録、後日談付き。

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現代日本の経済状況については、バブル崩壊後10年ぐらい言われていて、だいたい見解は一段落していて、今の日本は、世の中がひっくり返るほどのことは起きない、徐々に社会基盤が退廃している、修正改革が遅々として進まない「先送り」の状態のようです。

各地各所では、問題が起こる前に、それを予測している人が幾人かいて、その人の行動によって、人知れず大事にならなかったりします。学校であったり、会社だったり、政治だったり、スポーツやゲームであったり、いたるところでそれは行われていて、ときには、偉人偉業と評されて、ときには日の目を見ずに、ときに誤解を生んだりしています。

1つの問題で大騒ぎになっていたとすると、その影では実は数十の諸問題が発生していて、反対にその諸問題をわかっているのは1人で、数十人は1つの問題を大騒ぎしているんだって。素直になって(危険を予告する)警鐘には耳を傾けましょう、ゴーン。

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2005年06月16日

「破綻する円」勝者のキーワード2



『「破綻する円」勝者のキーワード』を読んで思い出したことは、会社が倒産したときのことで、国家が破綻するときというのは、こんな感じなのかな、とイメージが沸き起こります。

朝、会社員はいつものように出勤し、早く来る人は早く来るし、遅刻寸前の人はいつもどおりのそれで、定時になって、いつものように各人作業が進められます。電話をしたりとったり、長話を始めたり、目を閉じながらルーチン作業したり。

いつもと違う、何かがおかしいと気づくまでには数分とかからなかくて、いつもやっている発注業務ができなかったりします。電話だったら、注文を受け付けてくれないし、ネットワーク配線ならば、それがつながらない。あるいは、それをするべくもなく、出社した人から、異変に気づくこともあります。玄関に貼り紙がしてあって、来た人から呆然。

たいがいの人は、その準備をしていないし、そうなる可能性があることすら考えていなくて、本当に欠片の想像もしていない人が多くて、そのときになって、各人のカイナの深さを知ることになります。それを冷静に当事者でない気持ちになりながら、しらっと観察できる人がいたら、状況を観察してみてください、国家破綻への準備ができるかも知れません。

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2005年06月15日

「破綻する円」勝者のキーワード



金融コンサルタント、週間!木村剛著、2000年初版。

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1990年代バブル崩壊以降の市況の行く末を想定して、警告を発しています。経済専門家が同様に現況の原因や解決方法を言っていますが、微妙に見解が違うので、結局のところ、なってみないとホントのところはわからないようです。現代から現状や未来を分析したり予測はできるけれども、過去の歴史を勉強して、それについて強く主張したり説き伏せたりすることのようには、はっきりと断言できないのでしょう、誰にも、いくつかのシナリオは描けるけれど、実際にはどうなるかは、一人の力ではどにもなりません。その時代の大きなうねりというものがあって、能力なき僕らは、うねりに巻き込まれるのでしょう。

国家が破綻する、ということを想像したときに思うことがあって、会社が倒産したときがそれです。後から思い出すと、実際に会社が倒産する2〜3年前に信用していた上司に、今のままでは会社がつぶれるんじゃないか、ということを話していて、そのときは本当に危険な状態なのではないかと考えていたのですけれども、いっこうに会社がつぶれることはなくて、社内や経理部の様子もそんな雰囲気はなくて、会社というものは、思っているよりも生きのびる力があるのだなあと、感じました、みくびるんじゃない、と言われた気がします。

当時、単なる平社員だったので、資金繰りの実情なんて全くわかっていません。それで、経理や人事、総務に近づける仲間とそんなことを話していたら、経理だって、総務だって、実情をわかってないんじゃない、ですって。そう、営業部が実際の数字を変えるので、簡単に言うとことろの粉飾決算なのですけれど、各部署でやっているし、さらに言うと、各人でそんなことをやっているので、全体を把握している人は誰もいなくなってしまうというわけです。経理は資金繰りだけ、ひたすらやるだけ、いっぱいいるのに忙しいのは2〜3日、営業部は、仕事が回らなくてへろへろで、もう適当にやらないと、心身がもたなくなって、社内全体の雰囲気がどうでもいい、という感じになっていきます。

この倒産前、破綻前の全体の雰囲気、空気が、現代社会に似ていて、まだまだいける、生きていける、かなあと気持ちが楽観したころに、間があって、いくらかのタイムラグがあって、そして突然その日はやってきて、誰とも取引ができなくなっていたりします。いわゆる破綻です。なのに、(アホな)社員は得意先に怒られることを心配していたりするんですね。

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posted by susan at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月26日

日本人への警告

未来への問題提起、昭和50年代後半に発刊された堺屋太一さん著。

堺屋さんは、昭和50年代には、すでに現在の日本市況を読み取っていて、それが今読んでみても、大変おもしろく、興味を持って読んでいけて、最近書かれた本なのかと錯覚してしまいます。

未来は今より豊かになっている、経済成長が当たり前、給料は上がっていく、出世していく、人々はどこか勝手にそう思い込んでいて、実際にはそうではなくて、時代には大きなうねりがあって、上昇している時期もあれば、下降している時期、未来は今より豊かにならなかったり、経済が衰退していったり、会社が無くなったり、リストラされたり、社会情勢や市況というものは、生もののようにいつもぐにょぐにょしているのです、そうグニョグニョしているのだなあ。

当時に読んでおけば、少しは何かができたのかと思えば、そうでもなくて、大半の人は、未来をアタマに描くことはできなくて、結局のところは、時代の当人たちのうちのほんの何割かの人が、時代を引っぱっていくのだと思います。誰もに実力や能力があるのではなくて、天才的能力を発揮する人が世界にいくらかいて、人類学的快挙を成し遂げたり、人類史上最悪の事態を招いたりしながら、人間は細胞をバトンタッチしていくのでしょう。

[みなさまのご意見]
光ある記さん

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オンライン書店ビーケーワン:日本人への警告日本人への警告

posted by susan at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年04月11日

平成三十年

日本の近未来社会の想定物語。

物語は平成29年から始まり、主人公は団塊ジュニアの40歳。ここを中心に父親の世代、子の世代の各生活環境を想定、シミュレーションしています。日本の10年から20年先のは、どんなふうになっているのだろうか、と興味をもっていたり、不安をもっている人には、人口構成や社会構造が具体的に把握できると思います。

平成30年とは、それほど先のことではなくて、大きく広く、物事を見てみると、現在と劇的な変化はしていないのかもしれません。「楽しい」生活状況の人もいれば、大変な人もいるのでしょう。今も昔も、それの繰り返しなのです。

途中、近鉄バッファローズが出てきますが、ああもう時代が変わってしまっているのだなあ、と実感します。

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オンライン書店ビーケーワン:平成三十年平成三十年

posted by susan at 10:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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