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文章には、いい文章と悪い文章があって、読みやすいからいいわけではなく、理解するのが難しい文章が悪いともいえなく、内容あってのいい文章なのだそうです。内容が簡単で、すらすら読み進めていける文章でも、情感の伝わる文体なら名文で、2行3行で説明できることを数ページにわたってまわりくどく記された文体が悪文だそうです。
向井敏さんの文章読本では、著名な作家の文体に関して、明快に批評していて、ときに悪文極まりないと評した書もあって、参考になります。批評は批評家の主観になるのですが、悪文の批評を読んで、ちょっと安心しました。(ある本に対して)読みにくいなあ、と思うのは自分だけでなく、熟練の人にしても同じなのです。読みにくい本、というものはあるのです、いっぱい!
ドストエフスキーの訳書などでは、一通り読んだだけでは、いまいち理解できなくて、物語の情景もイメージできません。訳そのものは原文に忠実だとすれば、聞きなれない言い回しや、見慣れない言葉が出てくるので、難解になるのは、当然なのかも知れません。
外国書は、原文を読むことが最も適当だと言います。ヘミングウェイは、読んでいてつまらなくて、途中でやめちゃうことが多いのですが、多分、原文(英語)を読むと、また違った感想になるのでしょうね。
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