2006年06月20日

内側から見た富士通

内側から見た富士通

[書評]
アマゾン楽天ブックス

ビッグカンパニー「富士通」の元社員が、明らかにした富士通の内側の話。企業はこうして崩壊していくのであった。2004年発刊。

企業の潜在的問題をとらえた良書。企業に勤める方が読んでみたら、共感するのではないでしょうか。共感する部分がなければ、あなたは幸せで、めでたい人なのでしょうねえ。
――自分がポストについている間に、あえて貧乏くじを引こうなんていう管理職はいませんよ。
だから、状況が厳しくなりつつあることがわかっていても、なんとか耐え忍んで、関係会社の役員にでも天下りたい、それが彼らの本音です。これは、問題の先送りです。――


企業実態
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2006年06月08日

日本の黒い霧(下)

パージで追われた人間は、どこにも就職出来ないとなると、小さな商売をするか、ニコヨンになるしかない。貧苦と経済的な窮乏は、次第に彼らからイデオロギーを奪い取る。食うためには何でもしなければならなくなる。
日本の黒い霧(下)新装版

[書評]
アマゾン楽天ブックス

松本清張著、戦後の日本における実質未解決事件の真相推理、後編。1974年発行。終戦後の怪奇な事件郡を知りたい方は、一読されてみてはどうでしょう。概観は掴めると思います。
征服者とダイヤモンド
帝銀事件の謎
鹿地亘事件
推理・松川事件
追放とレッド・パージ
謀略朝鮮戦争
なぜ『日本の黒い霧』を書いたか
終章に書かれているのですが、本書(上・下とも)の内容に関しては、筆者が書きたい、伝えたいことだけを重要視して書き上げていて、非常にドラマチックではなくて、事件が謎めいているとしても、淡々と推理と証言と実務が綴られ、最後にどんでん返しあるいは解決、のような小説的展開を期待して読み進むと、そうではなくて、尻切れトンボの如く各章は終わってしまうんです、淡々と。幾ばくかの箇所では、想像で胸を躍らせましょうが、原則は淡々と読んだらよいと思います。

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2006年03月05日

弟

昭和のヒーロー、石原裕次郎と、その兄、慎太郎の物語。石原慎太郎都知事が少年時代から闘病生活のときがどんなであったか、まで独白しています。1996年発刊。

[書評]
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現代の中に生きていると、現代という時代が嫌なものに見えたり、荒廃してきていると感じたりしますが、当時つまりどんな時代においても、誰もが自分のいる時代をくだららない、荒んでいる、と思ったりしているようです。

戦後10数年がたったころになると、経済成長の時代に入り、世の中が娯楽と消費をするようになって、映画やテレビや小説が普及していって、そんな中に勢いに乗って、くだらない作品をいっぱい作り出し、その繰り返しと無意味さ、虚無感、焦燥感から心を病んだりして、そうする中では、もっと上手いものをもっと上質なものをという新しい希望や願望が沸き立ち、そして…。

古今、大学はくだらないものであったり、くだらない映画がたくさん流行っていたり、きわどい事件や事故があったりしているようです。つまり、どの時代においても、年寄りに言わせれば「最近の若者は…」なのですねえ。


本ランキング
posted by susan at 19:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

闇に消えた怪人

未解決事件の真相を追ったノンフィクション、1996年ベストセラー。滋賀県、京都、大阪に住む人には、地理的観点から関心度が非常に高くなると思います。これから関西(滋賀、京都、大阪を主)に行かれる予定の方は、本書を読んでみたらどうでしょうか、闇の世界、闇のルートがわかるかも知れません。

オンライン書店ビーケーワン:闇に消えた怪人闇に消えた怪人

[書評]
ビーケーワンアマゾン楽天ブックス

[みなさまのご意見]
ツレヅレナルママニさん
呑み語り亭 辰ツァンさん



当時、グリコ社長の誘拐事件が社会ニュースに連日登場して、そのうちに森永、ハウス、ロッテ、等々噂から裏をとった情報、リークと国内食品業界を震撼させました。

僕は小学生だったのですけれど、お菓子の袋が普通の透明ビニール製から、内側が銀色に加工したものに変わったことを覚えています。あのころに一斉に包装形態が見直されていて、今もなごりがあります。

それから十余年たってから、僕はアパートに引っ越したのですけれど、隣りのちょいと怪しげなおじさんがいて、その人が犯人を知っていて、裏ルートではよく知られたことなのだ、と彼は言います。そんな簡単に知られることならば、警察公安当局が当然検知して逮捕するのだろう、と思うのが常識だと思いますけれど、実際のところはそうでもないらしく、非常にグレーで闇市場が世の中にうごめいていて、表にいるときは知ることもないし、関わることもない、その裏には怪しげな作業や出来事が同時に起こっていて、それに関わる人がうごめいている、とのこと。

そして、おじさんは、数年後、行方が不明になったのですが…。


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posted by susan at 15:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ノンフィクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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