2006年10月09日

手掘り日本史

「手掘り日本史」

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いつのころからか、司馬遼太郎さんの本が面白くてあるいは単純に面白いと思わないときにも、とにかく読書の何冊かの1冊は司馬さんのものを読んでいたりします。

読みやすい、面白い、といったものとしては、「竜馬がゆく」「燃えよ剣」「世に棲む日日」でしょうか、個人的にですけど。ちょいとしたロマンスがあったり濡れ場があったり、歴史があったり、物語があったりと、読者としての面白みがあるわけですね。

竜馬の勢いで、「翔ぶが如く」を読んだのですけども、これはそれは長丁場ということもあって、無理やり読んじまったぜ、という感想でしょうか。もうよくわかりません。いや、わかるのです。内容はわかるのですけれど、読むわけですから、ただいったりきたり、現代であったり、歴史の中にもぐったり、大久保利通を通して歴史を掘り下げたり、西郷さんがやっぱり登場したり、ぼやけたり、明治初期の話なのですけれど、最後の最後のほうまで、どこか混沌としているのですね。最後は面白かったりするのですけれど。

「義経」「最後の将軍」「坂の上の雲」も同じく、単純に面白い、という感じではありません。真面目に読んでいくって感じでしょうか。笑っちまう箇所はそんなにないのではないでしょうか。あえて笑う必要もないでしょうけれど。

そうはいっても、何かしらではまってしまった人々は、定期不定期的に司馬さんを読んでしまっているそうですよ。
大阪人は律義者でないということはいえませんが、ともかくも権力というものに対して伝統的になめているところがある。権力のなかでももっとも権力的な軍隊社会というものにはどうも適合しないそれが、維新から明治初年いっぱい、日本のまがり角ごとに、新徴募の幕府歩兵や新徴募の鎮台兵にさせられて登場する。哀れですな。


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posted by susan at 23:02| Comment(6) | TrackBack(0) | 司馬遼太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

歴史を考える

歴史を考える

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司馬遼太郎歴史対談集。日本の歴史を調べ思いめぐらせていくと、現代日本の思考や行動様式が見当でき、未来像も空想できる。対談集なので、さらっと読み進めていくことができます。司馬さんファンも、そうでない方も、日本史をかじりたくなったら読んでみてはどうでしょう。1981年発刊。

だいたい、一人のヒトラーも出さずに太平洋戦争を起すなどといのは、よほど深刻に考えなければならない体質ですね。だれが太平洋戦争を起したかというのがわからない国家ってあるでしょうか。
政治的正義というものがスローガンとしてかかげられた場合、それを打倒しようとする勢力との競合の過熱は、非常にむごい結果を生みます。そのむごさは宗教裁判に似ています。
日本の中から日本を見ていますと、こんなに国論の分裂した国はないと思いますね。与党はいつも野党を気にしているし、野党は少数派で被害者意識をもっている。ところが外から日本を見ますと、日本という国は世界に冠たる一枚岩の国に見えるらしいですね。


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posted by susan at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 司馬遼太郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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